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LAZY SMOKEY DAMN!
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音楽を中心に、ほぼ毎日のように書き綴っていくボンクラのブログ。
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古井戸/酔醒(1975)

2017/08/17 22:22
画像古井戸については長いこと、仲井戸麗市がRCサクセション以前にやっていたフォーク・デュオで、「さなえちゃん」というヒット曲があって…くらいの知識しかなかった。
随分経ってから、ひょんなきっかけで中古盤をまとめて入手して、リリースの順番もよく確かめずに聴いていた。
その中の1枚。

デビュー以来エレックからリリースしていた古井戸が、ソニーから出した唯一のアルバム。
コレが、それ以前とも以後とも違う表情のサウンドを聴かせる。
LPの帯には“古井戸が自らの手で、アレンジ・プロデュースし、混沌としたニューミュージック界に波紋を投じた衝撃のニューアルバム!”とある。
当時のニューミュージック界が混沌としていたのかどうかはよく知らんが。

何より大きな特徴は、山本剛(ピアノ)、福井五十雄(ベース)、山木秀夫(ドラム)からなる山本剛トリオをバックに迎えていること。
当時のジャズ界で気を吐いていたピアノ・トリオのバッキングを得て、ここでの古井戸はジャジーにしてブルージーな新生面を聴かせている。
ジョン山崎のハモンド・オルガンが入る「Whisky Romance」以外は全編がアコースティックで、仲井戸麗市は3曲でガット・ギターも用いている。
なんとも渋い味わい。
デビュー当時に聴かれた青さは感じられなくなっている。
アダルトな感触。
ジャジーな…というか、「おまえと俺」の後半なんかは完全にジャズそのものだ。

全12曲中5曲で仲井戸麗市がヴォーカルをとっていて。
コレは古井戸のアルバムの中でも最も多いはず。
(「スーパードライバー5月4日」は加奈崎芳太郎とのデュエット)
バンジョーとスプーンを加えたブルーグラス風の「雨に唄えば」をはじめ、仲井戸が歌う曲のほとんどに加奈崎が参加していない一方で、仲井戸が参加していない「遙かなる河」もあったり。

前後のアルバムと雰囲気が違い、過渡期あるいは番外編的な印象もあるアルバムだが、古井戸のアルバムの中で最初にCD化されたのがコレだったという。
後にRCサクセションで「Johnny Blue」としてリメイクされる「飲んだくれジョニイ」以下、名曲ぞろいの1枚。

帯にあるとおり、ここでの古井戸は既にフォーク・デュオではなく、いわゆるニューミュージックと言うべきだろう。
この後キティに移籍して、ニューミュージックというかむしろAOR的な音を聴かせる古井戸だが、活動は続かず解散に向かうこととなる。
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カバゴン先生さようなら

2017/08/16 21:26
画像先月の話になるが、サム・シェパードの訃報を知った時は「ああ…」と思った。
フレッド“ソニック”スミス、ロバート・メイプルソープ、アレン・ラニエに続いて、パティ・スミスが愛した男が、また一人逝った。
(パティに片思いしていたというサンディ・パールマンももういない)
7月27日、筋委縮性側索硬化症、享年73歳。
日本では『ライトスタッフ』に出ていた俳優として知られていたけど、本業は劇作家。
『砂丘』や『パリ、テキサス』の脚本も彼だったんだよな。
そして、元はと言えばTHE HOLY MODAL ROUNDERS(画像)のドラマー。
『砂丘』での仕事も含めて、かつてサイケデリックの一翼を担った人物だった。

今月8日には、グレン・キャンベルも亡くなっている。
享年81歳。
つい最近新作をリリースして、まだ現役だったのかと思っていたんだけど、かなり前からアルツハイマーを患っていたんだそうで。
アラン・トゥーサンの名曲「Southern Nights」を、本人以上にヒットさせた男。
“恋はフェニックス”というとんでもない邦題のヒット曲「By The Time I Get To Phoenix」も忘れ難い。
カントリーの生ける伝説だったが…遂に“生ける”が外れてしまった。

そして10日には阿部進が胃癌で。
享年87歳。
阿部進と言っても若い人にはさっぱりだろうが、俺が子供の頃には教育評論家“カバゴン”として、今の“尾木ママ”にも劣らないような知名度と人気があった。
少年ジャンプにも連載していて、読んでたな。
そこで印象に残っているのは、彼が早い段階から沖縄の高校球児に注目していたことで。
彼が予言した通り、その後沖縄からは、甲子園で活躍する高校が現れるようになるのだった。
もっとびっくりしたのは『スペクトルマン』への出演。
宇宙猿人ゴリとラーによって怪獣カバゴンに改造されてしまう阿部先生の役。
お話の中身はもううろ覚えだけど、スペクトルマンに倒されて人間に戻った阿部先生が、怪獣の自分が死なせてしまった子供たちを抱き抱えて号泣する…というけっこうショッキングなラストだったと記憶する。


阿部進の87歳どころか、サム・シェパードの73歳までも、自分が生きられる気はせんなあ。
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LARRY WALLIS/THE SOUND OF SPEED

2017/08/15 22:38
画像PINK FAIRIESの3代目ギタリストであり、MOTORHEADの初代ギタリストであったラリー・ウォリス…の、レア音源を収録した編集盤。
うおおおおお。
最近はPINK FAIRIESも新作をリリースしたりしてるし、このへんキてますかひょっとして。

10曲しか入ってなくて、他にももっとあるでしょ、と言いたくなるが、それはそれとして。
いずれもアツい。
ラリー・ウォリス自身によると思われる(“ラザ”名義)ライナーノーツも読める。

まずは1986年のレアなシングル曲「Leather Forever」「Seeing Double」。
参加メンバーはアンディ・コルホーン(ギター)、ダンカン・サンダーソン(ベース)、ジョージ・バトラー(ドラム)という、THE DEVIANTSでPINK FAIRIESでLIGHTNING RAIDERSな人たち。
「Seeing Double」は同時期の再編PINK FAIRIESのアルバムでも再演された曲。

最も興味深いのは、幻となったスティッフ・レコードでのソロ・アルバム用に録音されていた音源だろう。
「I Think It's Coming Back Again」「I Can't See What It's Got To Do With Me」「Crying All Night」「Story Of My Life」の4曲。
こちらはビッグ・ジョージ・ウェブリー(ベース)、ディーク・レオナード(ギター)、ピート・トーマス(ドラム)が参加。
ジョージ・ウェブリーはラリー・ウォリスが80年代前半にやっていたTHE DEATH COMMANDOS OF LOVEのメンバーだった人で、ラリーのソロ・アルバム『DEATH IN THE GUITARFTERNOON』にも参加していたベーシスト。
他にもいろいろなレコードに参加していて、基本的にはセッションマンだと思う。
ディークはもちろんMAN、ピートはELVIS COSTELLO & THE ATTRACTIONS。
すげえメンツ。
PINK FAIRIESのスティッフ時代のシングルや、ビッグ・ビートからのミニアルバム『PREVIOUSLY UNRELEASED』あたりを思わせる、タフなR&R。
「I Think It's Coming Back Again」は『PREVIOUSLY UNRELEASED』で、「Crying All Night」は『DEATH IN THE GUITARFTERNOON』で、それぞれ再録されている。

そして、『DEATH IN THE GUITARFTERNOON』用の未発表デモ「Old Enough To Know Better」。
コレはすべての楽器をラリー・ウォリスがプレイしている。
曲順はスティッフ時代の4曲とごちゃ混ぜなのだが、違和感なく聴けるのが凄い。

更にラリー・ウォリスが90年代初頭にやっていたTHE REDBIRDSの「It Ain't Enough」。
このアルバムでは何故かこの曲についてだけ解説もクレジットもないんだけど、ベースがフィル・ミッチェル(Dr.FEELGOOD)で、ドラムがクリス・ノース(THE ENIDのドラマーと同じ名前なんだけど…誰?)だろう。

あと、ラリー・ウォリスが80年代半ばにやっていたらしいLOVE PIRATES OF DOOMの「I Love You So You're Mine」。
LOVE PIRATES OF DOOMというのは、実はシングル「Leather Forever」と同じメンツ。

で、ラストはEXIT WOUND名義の「Meatman!」。
この曲は『DEATH IN THE GUITARFTERNOON』に収録されているが、EXIT WOUNDはすべてのパートをラリー・ウォリスが担当している、らしい。
2000年の録音、のはず。

これらの音源のほとんどは、その昔英国のPINK FAIRIESファンジン「UNCLE HARRY'S CITY KIDS」が制作したオフィシャル・ブート的な編集盤CD『HAMS』のシリーズに収録されていたのだが。
それも今じゃ入手困難だろうし、こうして1枚のCDにまとめられたのは実に喜ばしいことだ。
PINK FAIRIESをドライヴさせ、MOTORHEADの最初のトライアングルを成したラリー・ウォリスの豪放なヴォーカルとギターを存分に楽しむことが出来る。


ただ…このアルバム、権利関係の怪しい音源で有名なクレオパトラ・レコーズ傘下のパープル・ピラミッド・レコーズからのリリースなんだけど。
ネットで幾ら検索しても、リリースに関する情報がまったくないのである。
本当にリリースされてるのか、あるいはこれからリリースされるモノなのか。
俺自身は、さる筋から入手して、こうして毎日聴きまくっているんだが。
うーん、謎だ。
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THE DEVIL DOGS/LIVE AT THE REVOLVER CLUB(1991)

2017/08/14 21:11
画像90年代前半のアンダーグラウンドなR&R界で熱狂的に支持されたニューヨークのバンド、THE DEVIL DOGS。
コレはスペインのインポ渋る…じゃなかったIMPOSSIBLEからリリースされた(ってかこのネタ前にもやったぞ!)ライヴ・アルバム。
ジャケットには“THE GREATEST ROCK'N'ROLL ALBUM YOU'LL NEVER HEAR!”とある。

メンバーはアンディ・ゴートラー(ギター、ヴォーカル)、スティーヴ・ベイズ(ベース、ヴォーカル)のオリジナル・メンバー二人に、2代目ドラマーのデイヴ・アリ、そしてサポート・ギタリストでプロデューサーでもあったマイク・マリコンダ(RAUNCH HANDS)の4人。
以前このブログで紹介した7inch「Get On Your Knees」と同じ編成。
録音の日時はクレジットされていないが、全10曲中6曲が1stアルバム『THE DEVIL DOGS』(1989年)収録曲で、デイヴの加入が90年春ということを考えると、90年のライヴなのは間違いないだろう。
ミキシングはマリコンダが担当している。

とにかくファストでワイルド、一方ポップでキャッチーなTHE DEVIL DOGSの魅力が詰め込まれた1枚。
どのアルバムにも速いのにメロディの立ったR&Rが入っていたDEVIL DOGSだけど、こうして初期のライヴを聴くと、彼らのソングライティングが1stアルバムの時点で傑出したモノだったことがわかる。

そしてカヴァーのチョイスも実にナイスだった。
『THE DEVIL DOGS』でもTHE DICTATORSやDMZを取り上げていたDEVIL DOGS、このライヴではオーストラリアのFUN THINGSの「Time Enough For Love」を演奏している。
(1990年の2ndアルバム『BIG BEEF BONANZA!』に収録)
あと、エルヴィス・プレスリーの最後のヒット曲として知られる「Burnin' Love」も。
パンクやガレージだけじゃなく、THE RONETTESだのジーン・ピットニーだのをカヴァーしたりもするのがこのバンドの懐深さだったと思う。

俺がTHE DEVIL DOGSを知ったのは、彼らが初来日を果たした1991年春のことだった。
その後94年4月の2度目の来日を観てズガンとやられ。
当時やっていたファンジンでインタヴューしたぐらい入れ込んだんだけど。
しかしバンドは続かず。
こんなにいいバンドをやっていたメンバーたち(というかフロントの二人)が、その後大した活躍をしていないのは実に残念。
ただ、前にも書いたけど、その分このバンドがそれだけ特別だったということでもあるのかも。
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『マンガ 世界を操る秘密結社に潜入! フリーメイスンの謎と正体』

2017/08/13 21:42
画像コレ、2月末に出てすぐ入手してた本なんだけど。
最近になってようやく読んだ。
無理矢理“今日の新刊”枠で紹介。

タイトルから「あ〜」とか思う人も多いかも知れないが。
まあいわゆる“トンデモ本”と思っても間違いない。
タイトル通り、漫画とテキストでフリーメイスン(一般に“フリーメーソン”“フリーメイソン”と表記されていることが多いけど、発音としては“フリーメイスン”が近いと思う)の謎に迫らんとする1冊。

冒頭、フリーメイスンのバーベキューパーティーに参加したことがあるという有名なオカルト研究家・山口敏太郎(十四代目トイレの花子さんの所属事務所の社長でもある)へのインタヴューを漫画化していて。
そこではフリーメイスンについて“お金持ちの仲良しクラブ”と語られているんだけど。
本編を読み進めて行くと、まあ出てくる出てくる陰謀論のオンパレード。
「フリーメイスンは〇〇しているとされる」みたいな言説が繰り返し出てくるんだが、何を以てその根拠としているのかよくわからないところが多い。
“東京スカイツリーもフリーメイスンを象徴する建物だ”とか。
ヒトラーのことを“ユダヤ人を中心とするフリーメイスンの世界支配を阻止しようとする反逆者であった”とか。
薩長同盟を成立させたのはフリーメイスンの一員だったトーマス・グラバーで、坂本龍馬は“その小間使いに過ぎなかった”とか。
フリーメイスンが気象兵器を用いているとして“もはや天変地異さえも思いのままに操るフリーメイスン”とか。
THE BEATLESの成功を“もちろん、メイスンのサポートがあったからこそである”とか。
「それ、断定的な口調で書いちゃってるけどいいの?」と思わざるを得ない部分がかなり多い。
(“〜”はすべて本文からの引用)
大体、フリーメイスンが組織内部で政治や宗教を語ることをタブーにしているというのなら、アメリカ大統領選に関わっているとか戦争を引き起こしているというのはあり得ないことになるはずなんだけど。

…とはいえ、信頼に足る部分や興味深い部分が多いのも確か。
記録やデータに基づいて、誰それが何年何月にフリーメイスンに加入したとか、何処そこにフリーメイスンのシンボルマークが刻まれているとか、客観的な事実もいろいろと記されている。
俺は元々フリーメイスンのことはあんまりよく知らなくて、その上部組織のように言われている“イルミナティ”についても全然知らなかったんだけど、この本を読むとイルミナティの成り立ちやフリーメイスンとの関係も理解することが出来る。
そういった確かな情報を元にして、自分なりにフリーメイスンに対する考察を進める上で、十分参考になる本だとは思う。
個人的には、公式HPもちゃんとあって、そこで“秘密結社ではなく秘密のある結社”みたいなことを公言している団体が、まさか世界を操る陰謀集団ってこたあないだろうとか思うんだが、それはあくまで俺の印象として。

それにしても、日本のフリーメイスンが厚生労働省の認可を受けた多くの慈善団体を運営しているとはね。
(検索してみたら、みんな知ってるアレもコレもそうだったとは…)
ともあれ、センセーショナリズムも含めてこの本を楽しく読める人は多いだろうし、とっかかりとしては面白い1冊だと思います。
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「Punk nuts Party」@新宿LiveFreak

2017/08/12 22:31
画像11日。
新宿LiveFreak、自分が出演者じゃなくて顔を出すのは、実は初めて。

一番手、JESSY。
見た目がかなりバラバラな3人組。
明らかにジョニー・サンダース直系のギタリストと、前ノリで猪突猛進型のドラマーというアンバランスさが、俺には逆に面白く聴けた。
そして、ウェットなメロディ。
最後に演ったTHE HONG KONG KNIFE「Cherished Memories」のカヴァーに納得。

二番手、IDENTITY CRISIS。
SHADY DOLLSのベーシストだった津田正がギターを弾いて歌うトリオ。
『マッドマックス』シリーズに出てきそうな赤いモホーク・ヘアのベーシストと、しなやかでパワフルなプレイを聴かせる美人女性ドラマーを従えて津田が貫録十分に放つR&Rジャンキーな世界。
“ありがとう”とまっすぐに歌われるラヴソングが矮小にも陳腐にも響かない、年季の入った大きなノリのロックを聴かせる。

三番手、久々に観るザ☆ペラーズ。
変わってないなー。
古式ゆかしい日本語パンク・ロックを、ギリギリのところで伝統芸能になるのを回避しつつ聴かせ。
荒くれ者風のキャラクターで、その実しっかりエンターテインしてみせる。
アキタ(ヴォーカル)はイケメンとかと関係ない地平で実にイイ男だ。

四番手、1ヵ月ぶりに観るD・O・T。
赤いヴェールをまとって登場したNEKO、そのヴェールを外すと、2曲目「Less Is More」ではフロアに飛び出して踊りまくる。
それにしても、観る度に曲目も曲順も演出もガラッと変えてくるバンドだ。
そしてリードとリズムを同時に弾くようなベースを聴かせるHIROSHI。
風邪のため声が出ず、出番以外ではマスクを手放さなかったのに、ステージでは重く速いドラムを叩きながら問題なくコーラスをとるMARU。
NEKOは初めて出演したLiveFreakで自分の声が上手くモニター出来なかったようで、後半は明らかにやりづらそうだったが、ともあれ唯一無二のアラビック・ハードコアでフロアは大いに盛り上がった。

トリ前、PiNKY。
ザ☆ペラーズ同様、相当久しぶりに観た。
超キュートな女性ヴォーカルをフィーチュアしたポップでキャッチーなパンク/R&Rは以前と変わらず。
ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムのベーシックな4人編成で、何も足さず何も引かないベーシックなアンサンブル。
そのシンプルさがヴォーカルのパフォーマンスをより一層引き立てるのだと思う。

そしてトリがHOT&COOL(画像)。
徹頭徹尾突っ走るスピードR&Rは安心のHOT&COOL印、それでいてルーティンやマンネリに陥ることのないスリル。
で、2〜3曲に1回出てくるカネヤ(ベース、ヴォーカル)とオオグチ(ギター、ヴォーカル)のキメポーズ。
まさにR&R馬鹿。
俺が初めてHOT&COOLを観た頃(20年近く前)に彼らと対バンしていたバンドはもう多くが存在しないが、HOT&COOLは何も変わらず活動を続け、息をするようにロックし続ける。
人生の苦さを存分に味わいながら放たれる、パンクで前向きな歌の数々。
このバンドはもっともっと売れてほしいなー。

DJ TAKA!のプレイも実にゴキゲンで、結局サクッと電車を逃し、朝まで飲み続けることに。
ともあれ非常に楽しゅうございました。
一緒に過ごしたすべての皆様に感謝。
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THE COBA SEAS/UNREFORMED(2010)

2017/08/10 22:33
画像昨日告知した映画『ギミー・デンジャー』の件に絡めて、というワケじゃないんだけど。
IGGY AND THE STOOGESのギタリスト、ジェイムズ・ウィリアムソンが高校生の時にやっていたバンド(!)の発掘音源。

THE COBA SEASは、ニューヨークのアンダーソン・スクールの生徒たちによって結成されている。
結成時のメンバーはジェイムズ・ウィリアムソン(リード・ギター)、アンディ・ユード(リズム・ギター)、マイケル・イアン・ローゼン(ベース、ヴォーカル)、マイケル・アダムズ(ドラム)の4人。
その後マイケル・ローゼンがヴォーカルに専念するため、クレイグ・ウルフ(ベース)が参加して5人組に。
バンドは学内のパーティーなどで活動していたという。
ジャケットの真ん中でリッケンバッカーを構えているのが、少年時代のジェイムズその人。

プロフェッショナルな活動とはほど遠かったTHE COBA SEASだが、こうして音源が残った。
マイケル・アダムズの父親、M・クレイ・アダムズ…が、実はTHE BEATLESのSHEA STUDIUM公演の録音にも関わったプロのエンジニアだったそうで。
クレイ・アダムズがバンドの演奏を録音したアセテート盤が、このレコードのソースになっている。

収録されているのはすべてカヴァー。
PAUL REVERE & THE RAIDERS「Just Like Me」、THE ROLLING STONES「Empty Heart」「Heart Of Stone」、THE ANIMALS「It's My Life」、THE KINGSMEN「Louie Louie」、THEM「Gloria」の6曲。
ここではクレイグ・ウルフは参加しておらず、マイケル・ローゼンがベースを弾いていて、そのためヴォーカルは入っていない。
“インストゥルメンタル”というよりは、単に歌が入っていない“カラオケ”という感じ。
ジェイムズ・ウィリアムソンを中心に、10代の学生バンドとしてはかなり達者な演奏を聴かせるが(「Gloria」は11分近くある)、はっきり言ってしまえばそれ以上でもそれ以下でもない。
ジェイムズのギターも、まあ当然とはいえ、後のソリッドさは聴かれない。
IGGY AND THE STOOGESの熱狂的なファン以外には及びでない1枚…という気もするけど、少なくとも俺には非常に興味深く聴けるアルバム。

その後ジェイムズ・ウィリアムソンはアンダーソン・スクールをドロップアウトしてデトロイトに戻り、スコット・リチャードソン(ヴォーカル)やロン・アシュトン(ベース)とCHOSEN FEWを結成。
数年後にはTHE STOOGES/IGGY AND THE STOOGESで活躍。
マイケル・ローゼンとマイケル・アダムズは音楽業界で働き。
アンディ・ユードは精神科医になったという。
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