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LAZY SMOKEY DAMN!
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音楽を中心に、ほぼ毎日のように書き綴っていくボンクラのブログ。
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MOTORHEAD/ANTHOLOGY(1986)

2017/11/23 21:39
画像俺が最初に買ったMOTORHEADのCDが、確かコレだった。
(オリジナル・アルバムは1987年の『ROCK 'N' ROLL』までLPで入手していた)

キャッスル・コミュニケーションズ傘下のロウ・パワーというレーベルから出た編集盤。
2枚組LPとカセットが1985年にリリースされていて、CD化が86年。
俺が初めてCDプレイヤー付きミニコンポを入手したのが確かその頃。
ちなみに英国のレーベルなのに、何故かプレスはフランス。

シングル「Louie Louie」(1978年)からアルバム『ANOTHER PERFECT DAY』(83年)までのブロンズ時代の楽曲から14曲を収めている。
一方、アンソロジーと題されていながら、選曲にはかなり偏りが。
「Overkill」も「Bomber」も「Iron Fist」も入ってない。
かろうじて「Ace Of Spades」は収録。

その代わりというか…「Over The Top」「Dirty Love」「Hoochie Coochie Man」「Turn You Round Again」といった、オリジナル・アルバム未収録のシングルB面曲が入っている。
大元のレーベルがブロンズ時代のMOTORHEADの版権を押さえていたキャッスル・コミュニケーションズで、すべてオリジナル・マスターテープを用いているというクレジットもあるし、どんな選曲だって出来たはずなのだ。
雑なアートワーク(笑)からしてもテキトーな編集盤と思ってしまいそうだが(ライナーノーツもなし)、コレは多分意識的にこのような選曲にしたと考えて間違いないだろう。
コンパイルした人間(クレジットなし)のこだわりとセンスを感じる。
1曲目が“ファスト”エディ・クラーク(ギター)在籍時の曲ではなく『ANOTHER PERFECT DAY』からの「I Got Mine」というあたり、思わずニヤリとしてしまうのは、俺だけじゃないはずだ。

俺が「Hoochie Coochie Man」と「Turn You Round Again」を初めて聴いたのは、確かこのCDでだったと記憶する。
まあ、今からMOTORHEADを聴こうという人には、CD2枚組とかでもっとちゃんとしたベスト盤が幾つもあるが(笑)。


ロウ・パワーというのは再発と編集盤を出していたレーベルで、この“ANTHOLOGY”というのはシリーズのようにしていろいろなバンドのがリリースされていた。
俺の手元にも、MOTORHEAD以外のが何枚かある。
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ACE KILLERS UNION/TRASH TOWN ROCK

2017/11/22 23:24
画像ずっと前、東京のNEW YORK DOLLS/ジョニー・サンダース直系バンド・THE GOLDEN ARMSのレコードを紹介した。
その時、ギター兼ヴォーカルのHIROSHI THE GOLDEN ARMはその後ACE KILLERS UNIONで短期間活動し…とか書いたが。
ACE KILLERS UNION、やってました…!
2004年のデビューEPから実に13年を経て登場した1stアルバムがコレ。

HIROSHI THE GOLDEN ARM以外のメンバーは交代している。
現在のACE KILLERS UNIONは“MARK U”とのことで、HIROSHI THE GOLDEN ARMがヴォーカルとギター、ローランドSP-303他。
ジェフ・ダールやマーキー・ラモーンなどのバンドで活躍したアメリカ人、Mr.RATBOYがリード・ギターとバッキング・ヴォーカル、カワイK5000s他。
そしてアートワークを担当するPUNKKI ALEXXという人もメンバーとしてクレジットされている。
元TEENGENERATEのドラマー、SUCKもドラムマシーンなどで3曲ゲスト参加。

打ち込みのリズムにジョニー・サンダース直系のスリージーなギターを乗せるというスタイルは、基本的に13年前のEPと変わりない。
しかし、以前には色濃かったヒップホップやダブの要素が後退し、結果としてジョニー・サンダースmeets末期SUICIDEみたいなテイストがより前面に出た。
似たようなことは30年ほど前にSIGUE SIGUE SPUTNIKがやっていたし、とりたてて新しい音を出しているワケではない。
だが、今では1周半くらい回ってかなり新鮮に聴こえる。
THE REMAINS〜THE GOLDEN ARMS〜初期のACE KILLERS UNIONを通して不動のリード・ギタリストだったHIROSHI THE GOLDEN ARM(ジョニーの手癖が自分の手癖という点ではJET BOYSのオノチンと双璧を成すギタリストだと思う)が、リードをMr.RATBOYに任せてしまっているのも興味深い。

そして、かつては素直な発声で少年っぽくも聴こえたHIROSHI THE GOLDEN ARMの声が、イイ意味で荒々しくなっていて。
年輪を感じることであります。

全7曲30分。
オリジナルは5曲。
THE GOLDEN ARMSの代表曲のひとつ「Street Trash」と、THE STOOGESのカヴァー「I Wanna Be Your Dog」も、今のACE KILLERS UNIONのスタイルでアレンジしている。

来年はライヴも含め、更に活発な動きを考えている様子。
このアルバム、一般流通はないそうなので、興味持った人は検索してみてください。
8日より好評発売中。
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THE BODY + FULL OF HELL/ASCENDING A MOUNTAIN OF…

2017/11/21 21:01
画像ポートランドのスラッジ/ノイズ/エレクトロ二人組THE BODYと、メリーランドのグラインドコア・バンドFULL OF HELLのコラボレーションによる2ndアルバム。
BODYは以前THOUとの共演盤を、FULL OF HELLは同じくMERZBOWとの共演盤を紹介したが、THE BODY + FULL OF HELLとしての1stアルバムは未聴。
8月には合同来日ツアーもあったそうだけど(合体演奏はなし)、それもノーチェックだった。

またしてもウェブリブログのタイトル字数制限にひっかかってしまったが、正式なタイトルは『ASCENDING A MOUNTAIN OF HEAVY LIGHT』です。
なんか、トマス・ピンチョンみたいな(?)タイトルね。
(あるいは二瓶勉か)

THE BODYは1999年、FULL OF HELLは2009年結成で、実際メンバーの年齢も10歳くらい離れているみたいだけど、両者の相性はかなり良い。
(だから前作から1年ほどでまたアルバムを作ったんだろう)
ドラマーが二人いるのに加えて、BODYのリー・ビュフォードがプログラミングも担当し、インダストリアルっぽいヘヴィ・ビートが炸裂する。
(ブラストは少なめ)
そこにギターやらノイズやら(いや、ここではギターもノイズそのものだ)がまき散らされ、その上で二人のヴォーカルが叫びまくるという地獄絵図。

個人的に一番興味深いのは「Our Love Conducted With Sields」。
壁のようなノイズに合わせてチャンネルの左右で叩かれる乱雑なドラム・ソロが交互にパンし、遠くの方で叫び声が聴こえるという、ユニークな1曲。
(いや、どの曲もユニークだけど)
あと、続く「Master's Story」での、ディスコ風な四つ打ちにジャジーなスネアワークが絡み、それにブラック・メタル風(?)のスクリームが乗る、ダンサブルな1曲?…と思わせておいていきなりドゥーミーなスロー・リフ、そしてまたアッパーに転じたかと思ったらハーシュ・ノイズで終わるという展開もワケわかんなくて面白い。
ブラストはその次の「Farewell Man」(さよなら男?)で爆裂する。
しかし全体的にはスローでヘヴィな曲中心か。

混沌が束になって襲い来る1枚。
22日リリース。
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LED ZEPPELIN/PRESENCE(1976)

2017/11/20 21:45
画像1988年、学生時代。
アトランティック・レコーズ創立40周年記念コンサートでの“再結成”パフォーマンスを観てLED ZEPPELINに興味を持った後輩がレコードも聴きたいと言い出したので、「コレが最高傑作だ!」と言って貸してやったのが『PRESENCE』だった。
後輩の感想は「あんまり良くない」というモノだった(爆)。

かつて多くの評論家がLED ZEPPELINの最高傑作(あるいは“後期の最高傑作”)と呼んだ7thアルバム。
“存在”“実存”を意味するアルバム・タイトル、全体を貫くずっしりしたヘヴィ・サウンドからしても、「Stairway To Heaven」で“To be a rock, not to roll”と歌ったバンドのひとつの到達点となったのは間違いないだろう。
アコースティック・ギターもほとんど使われず(「Candy Store Rock」のみ)。
キーボードに至っては全く排除され。
徹頭徹尾ヘヴィな1枚。

基本的に「Achilles Last Stand」とそれ以外、みたいなアルバム。
「Achilles Last Stand」がそれほどまでに凄かった。
アルペジオがフェイドインして来たと思ったら、次の瞬間からギターとベースとドラムが束になって10分、全速力で疾走する重戦車のように駆け抜けるヘヴィ・ロック。
特にジョン・ボーナムのドラムの爆走ぶりが凄まじい。
自動車事故のダメージから回復しておらずに車椅子でレコーディングに臨んだというロバート・プラントも、そんなことが信じられない咆哮を聴かせる。
得意のキーボードを封じられた(?)ジョン・ポール・ジョーンズも、シンプルなベース・ラインで突っ走る。
そしてジミー・ペイジのギター。
コレ、何本重ねてんのかな。
一人ギター・オーケストラあるいはウォール・オブ・サウンド。
下手なりに(?)頑張って組み立てる華麗なギター・ソロはジミーの特徴だが、ここでのジミーのギターに華麗さはかけらほども聴かれない。
シンプルなようでいて奇妙極まりない幾つかのリフを、ちょっとずつアレンジしながら繰り返して行く。
ソロもリフの延長線上みたいな扱い。
走り終えたと思ったら、再び冒頭のアルペジオでフェイドアウトして行く。

他の曲は(ラストのブルーズ「Tea For One」を除いて)“ファンキー”が裏のキーワードだったか。
ヘヴィかつファンキー。
「Royal Orleans」なんか、単にリズムだけ聴いてるとTHE METERSみたい。
(ただし、どヘヴィ)
それにしても「Royal Orleans」の邦題が今もって“ロイヤル・オルレアン”なのはどうにかしてほしい。
“ロイヤル・オーリンズ”だろ。

最近では「昔は音楽評論家のバイアスで最高傑作扱いされたけど、一番売れなかったアルバムじゃん」みたいな論調も目立つ気がするものの。
売り上げ枚数だけで評価を決定しちゃう態度も、それはそれで薄っぺらいよね。
(ちなみに売り上げ枚数はともかく、チャートでは全米・全英共に1位)
俺自身、昔はこのアルバムが最高傑作だと思い込んでいた、または思い込もうとしていたが。
今ではそうは思っていない。
アコースティック・ギターやキーボードも適宜フィーチュアしてヘヴィなサウンドとミックスしたり、あるいは全然違う方向に拡散させたりというのがLED ZEPPELINの持ち味で。
アコギもキーボードも封印してへヴィネスに徹した『PRESENCE』が、バンドのトータルな音楽性そのものの到達点や完成形だとは思わなくなった。
とはいえ、LED ZEPPELINのある一面に特化しての…先に書いたとおり“ひとつの到達点”であることは間違いないと思っている。
紛れもない傑作。

ともあれ本来多面体なLED ZEPPELINだ。
“To be a rock, not to roll”と絶唱してる同じアルバムにズバリ「Rock And Roll」なんて曲を入れちゃうのが、LED ZEPPELINの醍醐味だろう(笑)。
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Big Brother's Gone

2017/11/19 21:07
画像昨夜訃報を書き連ねてため息をひとつついた直後に飛び込んだニュース。
マルコム・ヤングまで逝ってしまった。
享年64歳。

認知症(!)でAC/DC脱退を余儀なくされてから3年。
アルコール依存症の治療でツアーに参加出来なかったこともあったが、すべてのアルバムでリズム・ギターを弾いてきた。
そしてスティーヴィー・ヤング(ヤング兄弟の甥)が参加しての新作が実現する前に、マルコム・ヤングはあの世に旅立ってしまった。

AC/DCの顔はもちろんリード・ギターのアンガス・ヤングと、ボン・スコット〜ブライアン・ジョンソンという歴代ヴォーカリストだった。
しかしバンドの精神的支柱はマルコム・ヤングだったはずだ。
クリフ・ウィリアムズ(ベース)とドラムを挟んで突っ立っていたマルコム。
以前にも書いたが、どんな小さいパブやクラブでも収まる3人のリズム・セクションこそが、(特にライヴにおける)AC/DCの根幹だった。

2000年以降の2回の来日はどちらも観た。
ドラムの両脇で微動だにせずプレイし、時々前に出てきてコーラスをとったかと思うとまた後ずさりして元の位置に戻るマルコム・ヤングとクリフ・ウィリアムズの姿は、今でも鮮明に思い出せる。

兄でありプロデューサーだったジョージ・ヤングが先月亡くなったばかり。
アンガス・ヤングの悲しみを思うとやり切れない。
一方で…耳を傷めたブライアン・ジョンソンの復帰はいまだ不透明。
フィル・ラッド(ドラム)は逮捕され。
クリフ・ウィリアムズは引退し。
『HIGHWAY TO HELL』(1979年:画像)当時のメンバーは、最早アンガス一人。
以前ブライアンのツアー離脱が報じられた時にも書いたが…バンドの行く末を考えなければならない時期に来たのではないだろうか。


そして、マルコム・ヤングの逝去に先立つ16日には、チャールズ・マンソンが世を去っていたという。
享年83歳。
彼について言うべきことは、あまりない。
ロックの“周辺”で忌まわしい爪痕を遺した負のカリスマ。
遂に死んだか、と思うばかりだ。
海外のサイトでも、彼の死について“at last”という言葉を用いているところがあった。
So it goes.
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相次ぐ訃報

2017/11/18 21:58
画像10月29日にマイク・ハドソンが亡くなったという。
享年61歳、死因は知らない。
言わずと知れた…と言うべきなのかどうかわからないが、PAGANSのヴォーカリスト。
PAGANSというバンド、日本では全然評価されていなかった気もするけど、クリーヴランドのパンク・シーンの一翼を担った重要なバンドだったと思う。
初期のPAGANSでは激烈なヴォーカルを聴かせたが、バンド活動を始めたのはパンク・ムーヴメント以前の1974年に遡り。
PAGANSでTHE ROLLING STONESやTHE WHOのカヴァーを演ったり、同じクリーヴランドのTHE STYRENESで歌ったりと、幅広い活動と懐の深い音楽性を聴かせた人だった。
以前このブログでも紹介したMIKE HUDSON & THE PAGANS名義の『HOLLYWOOD HIGH』(2014年)が、アルバムとしては最後だったろうか。

今月9日には、フレッド・コールが亡くなっている。
肝臓を患っていたという。
享年69歳。
言わずと知れたTHE WEEDS/THE LOLLIPOPPE SHOPPE/DEAD MOON/PIERCED ARROW他のギタリスト/シンガー。
ガレージ・パンクの時代(WEEDSの結成が1966年)から一貫して現役として活動してきた。
やはりDEAD MOONの、ガレージ・パンクとブルーズとハード・ロックを混ぜ合わせてダークにしてRAWなサウンドで聴かせたしみったれた音楽が忘れ難い。
それにしても、まだ69歳…WEEDS結成の時点で18歳だったのか。
今頃は一足先に逝ったアンドリュー・ルーミス(ドラム)と再会の宴だろう。
60年代から連れ添った妻トゥーディの悲しみはいかばかりか。

15日にはルイス・エンリケス・バカロフが。
享年84歳、死因は知らない。
(てっきり老衰かと思ったら、違うらしい)
『続・荒野の用心棒』(1966年)をはじめとするイタリアの映画音楽の大家。
このブログを読んでいる皆様には、イタリアン・プログレにおけるオーケストレーションの立役者という顔の方が馴染み深いのではと思う。
NEW TROLLSを挙げる人が多いんじゃないかという気がするが、個人的にはやはりというかOSANNAの『MILANO CALIBRO 9』(72年)に尽きる。

ディック・ミックも、16日に亡くなってしまった。
享年74歳、やはり死因はわからず。
元HAWKWINDの発振器奏者。
意外なほど(?)物故者の少ない初期HAWKWINDメンバーの中で、ロバート・カルヴァート、ヒュー・ロイド=ラントン、レミーに続いてあの世に。
HAWKWIND在籍時はレミーと並ぶスピードフリークだったというから、74歳は長生きと言うべきなのかも知れないが。
初期のHAWKWINDのサウンドにおいて、彼のオーディオ・ジェネレーターは肝だった。
レミー参加以前の1stアルバムからあのイカレた音を振りまいていたのだから。
何しろ「Silver Machine」(画像)で一番最初に聴こえてくるのは、彼のあの発振器サウンド。
ディック・ミック脱退後のHAWKWINDが初期のフリーキーさを失って行ったのは、当然だった。

そしてディック・ミックと同じ16日には、鶴ひろみ。
運転中の大動脈剥離というあまりにも急な出来事。
享年57歳。
『アンパンマン』のドキンちゃんや『ドラゴンボール』のブルマの声優として有名だったが、個人的には『みゆき』の鹿島みゆきが印象深い。
(本人の得意とする気の強い役ではなかったんだけど)
それにしても、既にあちこちで語られているが、高速道路を走行中に大動脈剥離に見舞われ、すぐさま路肩に寄せてハザードを点滅させたというのは凄過ぎる。


57歳から84歳まで、次々と去って行く。
そして作品と思い出が残される。
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THE KINKS/KINKS(1964)

2017/11/17 21:05
画像説明不要、言わずと知れたTHE KINKSの1stアルバム。

シングル「Long Tall Sally」でデビューしたものの、不発。
続く「You Still Want Me」も売れず。
パイ・レコーズからは、次が売れなかったら契約破棄とか言われていたらしい。
そこに起死回生の3rdシングル「You Really Got Me」の特大ヒット。
パイは慌ててアルバムの制作を指示したという。

で、出来上がったのがこのアルバム。
14曲中オリジナルが6曲で、あとはカヴァーとシェル・タルミー(プロデューサー)の提供曲。
アルバムの半数がカヴァー曲というのは、この頃の英国ビート・グループでは当たり前のことだが。

チャック・ベリーの「Beautiful Delilah」とかボ・ディドリーの「Cadillac」なんかは、DOWNLINERS SECTも取り上げている。
両者のカヴァーの出来に、そんなに大きな差はないと思う。
(DOWNLINERS SECTの武骨さに較べると、THE KINKSの方がちょっとスマートかなってぐらいで)
言ってしまえば、わりと凡庸。

で、半数に満たないオリジナル曲の中に「You Really Got Me」と「Stop Your Sobbing」が入ってるという。
いや…どういうことですかそれは。
アルバムを通して聴く度に痛感するけど、「You Really Got Me」のメタリックな質感、「Stop Your Sobbing」の洗練されたポップ感覚は、突出しまくっている。
チャック・ベリーやボ・ディドリーやドン・コヴェイやスリム・ハーポのカヴァーが半数を占める、駆け出しビート・グループのデビュー・アルバムに、なんでこんな曲が。
カヴァーとオリジナル半々の1stアルバムでオリジナル曲の出来栄えが飛び抜けているという例は、以前に紹介したTHE MUSIC MACHINEやTHE WHOにも言えることだが。
THE KINKSはWHOよりも頭半分、MUSIC MACHINEよりも頭二つぐらい抜きん出ていたと思う。
デイヴィス兄弟、恐ろしい人たち…。

ところでアルバムの最後に入っているスリム・ハーポのカヴァー「Got Love If You Want It」。
後半になるとミック・エイヴォリー(ドラム)が俄然張り切って暴れ出すんだけど。
アルバム『KINKS』のリリースは1964年10月。
THE WHOはまだレコード・デビューしていない(THE HIGH NUMBERS名義で大コケしてた時期)一方で、THE PRETTY THINGSは2ndシングル「Don't Bring Me Down」を出していた頃。
ミック、ひょっとしてヴィヴ・プリンスを意識したなんてことはあっただろうか。
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