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LAZY SMOKEY DAMN!
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音楽を中心に、ほぼ毎日のように書き綴っていくボンクラのブログ。
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廣〇直〇祭り

2018/06/22 22:18
画像はい、21日(木)「CLUB-D」@大森AIN'T NO#、御来場の皆様ありがとうございました!
用事済ませて、世田谷区内からバスで大森に向かったんだけど、着いたのが大森駅山王口(AIN'T NO#の反対側)で、病的に方向音痴な俺はバス停降りたらもう駅がどっちかもわからないというありさま(苦笑)。
ともあれ無事イヴェント開始直後にたどり着いた。

人身事故でJRが遅れていて、一番手のDJイガラシ(室伏)が到着しないという波乱のスタート。
後半に回すはずだったDJ Zが急遽トップで登場。
相変わらずド直球。
OLEDICKFOGGYで盛り上がる。

さて俺の出番。
大阪での地震を受けて、今回の「CLUB-D」では大阪向けの義援金を募ることになり。
選曲は色々悩んでいたんだけど、それで方向性が決まった。
関西のバンドで固めよう、と。
大阪だけだとちょっと難しいんで、京都とか奈良とかも含め。


SET LIST
人形地獄/PAGEANT
Crystal Arrow/CRYSTAL ARROW
revirgination/BEAM
逢魔の間/わさび
Jet Party/THE SOAP
Get The Glory/LAUGHIN' NOSE

プログレありハード・ロックあり、そして最後はパンクで無理矢理盛り上げてつじつま合わせるみたいな(笑)。
ってかCRYSTAL ARROWもBEAMもわさびも全部ヴォーカリスト同じじゃねえかという。


今回出演出来なかったベースやすし(あとでちょっと顔出してたが)に代わる飛び道具として(?)、DJ Agai(堕武者グラインド:画像)が久々の登場。
クロスオーヴァーやハードコアのオリジナルとカヴァーを5曲聴き較べて、剣道の試合みたいに先鋒〜大将まで勝敗を決定していくというネタ。
以前の“エクストリーム将棋”みたいな意味不明のインパクトはなかったけど、なかなか面白かったです。

会場となったバーAIN'T NO#は今年で19周年。
サプライズのケーキでお祝いして、終電で帰ってきました。


さて次回DJは、先日お知らせしたとおり7月1日(日)中野MOONSTEPです。
7バンド分の転換DJだから、バッグはCDでパンパンになることでしょう。
御都合付く皆様、是非ヨロシクです。
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DAYMAREの2枚(SOFT KILL + SLEEP)

2018/06/20 21:09
画像デイメア・レコーディングスより、本日リリースの新作2枚を紹介。
音楽性もキャリアも全然違う二組、どちらもお勧めのアルバム。













SOFT KILL『SAVIOR』

オレゴン州ポートランドで2010年に結成されたポスト・パンク/ダーク・ウェイヴ・バンド。
11年に1stアルバムをリリースして以降、途中に1年以上の活動休止期間を挟みつつ、アルバム4枚リリース。
前作から1年半ぶりとなる5thアルバム。
現在のメンバーはトビアス・グレイヴことトビアス・シンクレア(ヴォーカル、ギター、シンセサイザー:元BLESSURE GRAVE)、コンラッド・ヴォルマー(ギター)、オーウェン・グレンドワー(ベース、ピアノ)、アダム・バルガセム(ドラム)の4人。
THE CHAMELEONSの多大な影響を受けているそうで、他にもTHE CUREとかECHO & THE BUNNYMENとかTHE PSYCHEDELIC FURSとか。
実際そんな感じの音。
時につぶやいたり時に叫んだりするトビアスの低音ヴォーカルは、イアン・カーティス(JOY DIVISION)を思わせたりも。
音楽的にはJOY DIVISIONみたいに鬱々とはしていなくて、速い曲も遅い曲もスカッとしてる。
メランコリックで時にノイジーなギター、低く地を這うベース、トライバルになったりもするドラム。
びっくりするくらい80年代っぽい。
「Dancing On Glass」とか「Do You Feeling Nothing」とか、「おお、まさに!」と思うような曲多し。
しかしあくまで現代のバンドであるのは、90年代以降のエクストリームな音楽を通過しているのが明白な、ソリッドでダイナミックな演奏に現れている。
「Missing」とか、けっこうキャッチーな感じの曲も。


SLEEP『THE SCIENCE』(画像)

2009年に再結成したSLEEP、待望のアルバム。
『DOPESMOKER』(2003年)を独立したオリジナル・アルバムではなく『JERUSALEM』(1999年)の改訂版とすれば、『JERUSALEM』以来実に19年ぶりのオリジナル・アルバムとなる。
残念ながらクリス・ハキアス(ドラム)は不参加で、再結成後のSLEEPはアル・シスネロス(ベース、ヴォーカル)、マット・パイク(ギター)、そしてNEUROSISから客演のジェイソン・ローダー(ドラム)という3人。
この1月に初来日を果たしているが、俺は行けなかった。
原盤はジャック・ホワイトのサード・マン・レコーズからで、海外では4月にリリースされて、10000枚限定のLPが数時間で完売したんだとか。
それだけ渇望されていた新作。
(「Sonic Titan」は『DOPESMOKER』にも収録されていたものの)
ジャケットからして「SLEEPがスペース・ロック化?」とか思うけど、多少スペーシーなテイストも、程度。
見事にSLEEP節。
冒頭のタイトル曲からいきなりギター・ノイズが唸りを上げ、「おおお」となる。
あとは例の重剛引きずりリフが存分に味わえます。
ただ、もちろん昔のSLEEPそのままではない。
アルのお経ヴォーカルは90年代よりも随分クリアに聴こえて、SLEEPよりもOMを思わせたり。
「Giza Butler」あたりでは、かつてのSLEEPでもOMでも聴けなかったような、微妙にキャッチー(?)とも言える歌メロも顔を出す。
その「Giza Butler」、もちろんBLACK SABBATHのギーザー・バトラーにひっかけた曲名で、これまたかつてなかったユーモアのセンスを感じたりも。
ジェイソンのドラムは、クリスとかなりノリが違う。
ここは好みの分かれるところだろう。
あと、SLEEPとしては聴きやす過ぎる、というある意味屈折した(?)違和感を持つ人も多いかも知れない。
まあ14分半ある「Antarcticans Thawed」とか聴いて「昔よりも聴きやすい」とか思ってしまう俺みたいなのの方が病んでるんだと思う(笑)。
「コレじゃない」とかまで思う人はまあ少ないだろう。
初めてSLEEP聴く人にも安心して(?)お勧め出来るというか。
コレ聴いて気に入った初心者は是非『JERUSALEM』または『DOPESMOKER』も。


『SAVIOR』『THE SCIENCES』、共に本日リリース。
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しんきろうのまち/消えない

2018/06/19 23:23
画像DISK UNIONの新人発掘オーディション“DIVE INTO MUSIC. 2017”の最終合格アーティスト・しんきろうのまちの1stアルバム。

2014年結成。
現編成は16年夏から。
現在のパーソネルはスズキヨウスケ(ヴォーカル、ギター)、ふるさわりえ(ベース)、ワタルサトウ(ドラム)の3人。
ふるさわはUlulUのメンバーでもある。

レーベルの宣材にはサニーデイ・サービス、スカート、スピッツ、GOING UNDERGROUND、くるり、Discharming man、Climb The Mind、TEENAGE FANCLUB、WEEZER、スーパーカー、bloodthirsty butchers…と、とんでもない幅のバンド名が並んでいる。
そのあたりのどれを想起しても間違いではないと思うようなサウンドと楽曲。
個人的には“ドリーミー時々エモい”という印象で、ポップなメロディとラウドなギターの融合には確かにTEENAGE FANCLUBを思い出したりも。
(似てはいない)
自分たち独自のオリジナルな、かつポップなメロディを、ガツンとクるシンプルでラウドなアンサンブルで提示したら、こうなった…という気がする。

消えてしまいそうな何か、消えてしまえばいいのにと思うような何か…しかしそれが“消えない”。
アルバム・タイトルはそんな感じか。
歌詞の世界は基本的に内向きで、それをスズキヨウスケが叫んだり囁いたりする。
そんな歌を支える、トリオならではのゴツゴツしたサウンド。

びっくりしたのは8曲目のタイトル。
「記憶は遠い」って…裸のラリーズじゃねえか。
偶然なのかどうなのか。
それはいずれ明らかになるかもしれぬ。


『消えない』、20日リリース。
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7月は初の中野

2018/06/18 20:25
画像はい、21日(木)「CLUB-D」@大森AIN'T NO#まであと3日となりましたが、その次のDJも告知しておきましょう。

7月にLAからPEG LEG LOVEとLONESHIPの2バンドが来日。
1日(日)には先に来日するPEG LEG LOVEをフィーチュアして、そして8日(日)には両バンドが出演するライヴが開催されます。
題して“LONESHIP & PEG LEG LOVE JAPAN TOUR 2018”。
(題してってか、そのまんまだが)
俺は1日の方で転換DJを務めます。
なんと7バンドも出演で、開場は16時から。


7月1日(日)
中野MOONSTEP
Open:4PM
Ticket:2000円(+1D)

THE DEAD PAN SPEAKERS
PEG LEG LOVE(from LA)
酢酸カーミン
SPEARMEN
JEBIOTTO
ANISAKIS
弾屋

DJ:大越よしはる


PEG LEG LOVEは全然知らなかったんだけど、シンプルでワイルドなガレージを演る、なかなかナイスなバンド。
迎える日本勢も強力。
俺はMOONSTEPで…というか、中野でDJをやるの自体が初めてで、とても楽しみにしております。
御都合付く皆様、是非お越し下さい。


あと「CLUB-D」では今朝の大阪の地震被害に対する義援金を募ることになりました。
DJ陣も楽しい顔ぶれなので、遊びに来て募金にも協力していただけると幸いです。
選曲の方向性をぼんやり考えてたんだけど、まるっきり違う感じでやることにしましたよ。
21日も7月1日もヨロシクです。
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木幡東介切り絵展[全滅しても愛だけが遺る]その2@中野天獄

2018/06/16 23:07
画像本日。
3月に出かけた木幡東介(マリア観音)の切り絵展「全滅しても愛だけが遺る」の第2回。
会場は前回と同じ中野五叉路近くのギャラリー天獄。

会場を訪れると、木幡東介氏とマリア観音のベーシスト・伊藤明子氏がお出迎え。
まずは会場内を2周半くらいしながら作品をじっくりと見る。
前回の切り絵展で見た作品も多くあった。
一方で縮小サイズで額装されたモノも多く。
(3000円より販売)
いわゆるインスタレーションと言うべき、立体の作品も幾つか。
それらはいずれも電球が仕込まれ、場内を妖しく彩っていた。

作品の数々を、前回よりも近付いたり遠ざかったりしながらよく見てみた。
細密な切り絵のバックに台紙という感じの紙が配されていて、それらが繊細かつサイケデリックな(?)色調の変化をもたらしている。
アジテーションともとれる言葉の数々はデザインカッターで緻密に切り抜かれ。
今回多かったのは渓流に棲む謎の(?)生物・カワネズミ(ネズミではなくモグラの近縁だという)をモチーフとした作品。
埼玉県民としては、アオウオなど関東で見られる淡水魚をモチーフとした作品も興味深かった。

それらのすべてが、生々しい存在感・生命感を放っている。
自宅で生じる犬たちの獰猛な喧嘩を、ただ見ていることしか出来ない…という木幡東介氏の言葉が象徴するような、飼いならされない野生の息吹を感じさせる作品の数々。
そして生命力や活力は病や死とも表裏一体であり。
生病老死・愛別離苦などがすべて四文字熟語であることの意味を改めて問われるような作品たち。

木幡東介氏・伊藤明子氏より、予想外の歓待を受けてしまい。
たちまち時間が過ぎてしまった。
切り絵展は明日夕方まで。
17日夕方からは、木幡東介氏のライヴ。
行ける人は行っとけ。
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HAWKWIND/HALL OF THE MOUNTAIN GRILL(1974)

2018/06/15 21:12
画像“今日の旧譜”でやたらと登場してる感じのHAWKWINDだが。
実のところは編集盤が多くて(何枚持ってんだって…)、あとライヴとかシングルとか。
オリジナル・アルバムは『ASTOUNDING SOUNDS, AMAZING MUSIC』(1976年)しか紹介してなかった。
そしてそれはレミー脱退後のアルバム。
なので、レミー在籍時代のオリジナル・アルバムを紹介するのはコレが初めてのはず。
俺が初めて買ったHAWKWINDのオリジナル・アルバムがコレだったと思う。
札幌の南郷7丁目に今も存在する(と思う。前に札幌で「あっ、まだある」と思ったのがもう8年前だけど)「文教堂書店」で買ったと記憶する。

ディック・ミック(オーディオ・ジェネレーター)が脱退し、代わってサイモン・ハウス(ヴァイオリン、キーボード:元HIGH TIDE〜THIRD EAR BAND)が加入。
それによって、一気にサウンドが整理された1枚。
1曲目「Psychedelic Warlords(disappear in smoke)」からサイモンのメロトロンが炸裂し、プログレ度が大幅にアップ。
それでも疾走感が後退しないのは流石のHAWKWINDだった。
大体1974年にもなって“Psychedelic Warlords”なんて曲名を付けるセンスがただ者ではない。

「Psychedelic Warlords」からつながるA面2曲目「Wind Of Change」も、オルガンから始まって荘重なメロトロンが鳴り響く…まさに当時のHAWKWINDに吹き始めた“変化の風”を象徴するような1曲。
で、クレジットを見ると作曲がサイモン・ハウスじゃなくてデイヴ・ブロックなのね。
更にクレジットを見ると、サイモンがキーボードとメロトロンとヴァイオリン、デル・デットマーがキーボードとシンセサイザーとカリンバとなっていて。
デイヴはギターとシンセとオルガンとヴォーカル。
…ってことは、「Wind Of Change」冒頭とラストを飾るオルガンは、サイモンでもデルでもなくデイヴが弾いているということか。
才人というか節操がないというか。

LPのA・B面1曲目にそれぞれ「Psychedelic Warlords(disappear in smoke)」「You'd Better Believe It」というデイヴ・ブロック作のカッコいい曲が配されていて。
特に「You'd Better Believe It」はサイモン・キングのドラムがドカドカ鳴りまくる、従来路線の強力ナンバー。
それにしてもこのバンド、ミもフタもないというか。
『DOREMI FASOL LATIDO』(1972年)の「Space Is Deep」も“宇宙は深いよ大きいよ、嘘もないけどホントもないよ”みたいな感じの歌詞だったけど。
「You'd Better Believe It」も、“銀色の光線に流されて、遥か彼方で俺は知った、人生とは夢であると”(←意訳)みたいな歌詞に続いてレミーが“信じた方がいいぜ!”と叫ぶと、それに続くサビが“言うのは超簡単、言うのは超簡単”って…。
同時期の曲名にも「It's So Easy」があったぐらいで、デイヴは“It's so easy”って言葉が好きだったのかも知れん。

アルバム・タイトルも無茶苦茶。
グリーグの「In The Hall Of The Mountain King」にひっかけてあるのはもちろんだが、“Mountain Grill”というのはメンバーが当時出入りしていたレストランの名前だ。
(いつも仏頂面のギリシャ人が経営していた、まずい飯を出す店…みたいなことを言っていたのは確かミック・ファレンだったと思う)
つまりこのアルバムのジャケット、SF風のカッコいいイラストに“食堂マウンテン・グリルのホール”と書いてあるのだった…。

アルバムは全英16位と、まずまずのヒット。
しかし、レミーをHAWKWINDに引き込んだ張本人ディック・ミックの脱退後、バンド内のスピード常習者はレミー一人となっていた。
その後デル・デットマーも脱退してアラン・パウエル(ドラム:元CHICKEN SHACK)が加入し、レミーはバンド内で孤立の度合いを深めることに。
思えばこのアルバムが、HAWKWIND黄金時代の終わりの始まりだったのかもしれない。
のちにMOTORHEADのレパートリーとなる「Lost Johnny」は、ここで初めて披露されている。
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映画『スパイナル・タップ』

2018/06/14 23:48
画像34年前の映画が、なんと今になって国内初公開。
知らなかった。
当時公開されてたもんだと思ってた。
俺が初めて観たのは友人がダビングしてくれたVHS。

…というワケで『スパイナル・タップ』。
60年代から音楽性をシフトしながら活動し続けた英国の老舗ロック・バンドが、1982年に行なった6年ぶりの全米ツアーの模様を追ったドキュメンタリー。
…と見せかけて、実は全くのフェイク。
しかし当時はフェイクであることを前面に出さないまま公開したため、本当のドキュメンタリーだと信じた観客が続出したという…。

60年代前半にスキッフル・グループとしてスタートしたバンドが、メンバー交代と改名を繰り返して1967年にSPINAL TAPとなる。
その頃は時代を反映したサイケ・ポップをやっていたが、70年代以降はハード・ロックに転じ。
しかし活動15年を経てメンバーも30代後半、人気にも陰りが見え。
そんな中、バンドは新作を引っさげて6年ぶりの全米ツアーに乗り出す。
そこで、バンドの大ファンである映画監督マーティ・ディ・ベルギーがバンドに密着し、ドキュメンタリー映画を製作。
しかしツアーはとんだ珍道中であった…というのがあらすじ。

監督はのちに『スタンド・バイ・ミー』や『ミザリー』で知られることとなるロブ・ライナー。
ロブは自らマーティ・ディ・ベルギー役を演じ、映画に出演している。
SPINAL TAPのフロントの3人(ヴォーカル、ギター、ベース)は俳優だが、全員が実際にプレイして歌う。
キーボードとドラムは本当にミュージシャン。
キーボーディストのヴィヴ・サヴェージを演じるのは元RARE BIRDのデイヴィッド・カフィネッティ。
ドラマーのミック・シュリンプトンは元ATOMIC ROOSTER他のリック・パーネルが演じている。
リックは1999年にTHE DEVIANTSのドラマーとして来日した時にインタヴューしたけど、まったく面影なかったな…。

他にもカメオ出演多数。
前身バンド・THE THAMESMEN(THE BEATLES風のビート・グループ)時代のベーシストを演じているのは、なんとダニー・コーチマー。
ベーシストのデレク・スモールズ(ハリー・シェアラー)といちゃつくグルーピーは、元THE RUNAWAYSのベーシストだったヴィッキー・ブルーが演じている。
そしてSPINAL TAPのライヴァル(?)であるデューク・フェイム役で出演しているのは…ROUGH CUTTのポール・ショーティノ!

サイケ・ポップからハード・ロックへ…という音楽性の変遷は、ひょっとしてSTATUS QUOを意識しただろうか。
とにかく珍道中、珍エピソードの連発。
マネージャーのモデルの一人は、間違いなくLED ZEPPELINのマネージャーだったピーター・グラントだろう。

ただ、アンプのヴォリュームが11まであるとか、楽屋からのルートで迷ってしまってステージに出られないとか、歴代のドラマーが次々と変死するとか、伝説的な(?)ギャグがいろいろと登場する『スパイナル・タップ』だが…正直言うと大爆笑の連続という感じではない。
(ちなみに、歴代ドラマーの一人であるジョー“ママ”ベッサーを演じたフレッド・アスパラガスはその後実際に亡くなっている)
“ロック・バンドあるある”をフィーチュアしながら、カウリスマキ兄弟の映画にも通じるようなペーソスとくすくす笑いが交錯するという感じ。
実際、『スパイナル・タップ』はカウリスマキ兄弟の『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』や、あるいは『スティル・クレイジー』といった、ユーモアとペーソスを交えた架空ロック・バンド映画に大きな影響を与えたのではと思う。
(いや、LENINGRAD COWBOYSは架空のバンドじゃなかったが…)

ともあれマッチョでおバカなロック・バンドのステレオタイプを、愛情をこめておちょくり倒したこの映画。
メタル・ファンがメタルに命かけてた80年代当時の公開だったら大変なことになってた気もするが(笑)、今なら誰もが笑って楽しめるはず。


6月16日(土)より、新宿武蔵野館はじめ順次公開。


作品タイトル:スパイナル・タップ
公開表記: 6月16日(土)新宿武蔵野館他全国ロードショー
配給:アンプラグド
コピーライト:©1984 STUDIOCANAL All Rights Reserved.
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