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『アメリカン・ヴァルハラ』都内はあと5日

2018/04/29 22:08
画像昨年夏にTHE STOOGES/IGGY AND THE STOOGESのドキュメンタリー映画『ギミー・デンジャー』が公開されて、ロングランの大好評。
秋にはシンコーミュージックからイギー・ポップのムックが出て。
更に4月14日(土)から新宿シネマカリテでイギーの最新ドキュメンタリー映画『アメリカン・ヴァルハラ』公開と。
しかもその内容が素晴らしくよかった。
盛り上がって来とるのうイギー。

…と思ったら『アメリカン・ヴァルハラ』、12時台と21時台の1日2回上映で。
更に途中から21時台のレイトショウ1回になり。
そしてシネマカリテでの公開は5月4日(金)で終了なんですって。
あら〜…。

『アメリカン・ヴァルハラ』、このブログを御覧の皆様の中にはもう観てきたという人も多いかと思うけど。
まだの人は観とくべきですよ。
『ギミー・デンジャー』を観た人には、ある種その続編的な感じにもなっているし。
イギー・ポップのアルバム『POST POP DEPRESSION』を聴いた人には、『アメリカン・ヴァルハラ』を観た後アルバムの聴こえ方が変わってしまうはず。
イギーの初期ソロ作『THE IDIOT』『LUST FOR LIFE』が好きな人とか、もっと言えばその時期のイギーのコラボレーターだったデイヴィッド・ボウイが好きな人も。
更に言えばロックが好きなすべての人に観てほしい1本。
もちろんQUEENS OF THE STONE AGEのファンは必見。
(あとARCTIC MONKEYSのファンにも)


そしてラジオNIKKEI「100% RAW POWER イギー・ポップ・スペシャル」は明日30日15時からオンエアです。
PCでは当日じゃなくて後日改めて聴くことも出来るそうなんで。
(俺も明日は留守にするんで、オンタイムでは聴けん)


(C)2017 IGHO LLC.
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THE TROGGS/PREHISTORIC SOUNDS(1998)

2018/04/28 22:47
画像90年代末、2年ぐらいの間に150タイトル以上をリリースしていたブート専門レーベル、テンダラー(その後どうなってるか知らない)の1枚。
テンダラーのブートはかなり持ってるはずなんだが、今まで取り上げたことがなかった。

で、THE TROGGS。
73分で23曲収録。
9曲が1966〜68年のBBC音源。
5曲がシングルB面などのレア音源。
そして9曲が1979年、MAX'S KANSAS CITYでのライヴとなっている。
いずれも音質は極上。

ただ、半数以上の曲については、今ではブートならではの激レア音源、みたいな価値は薄くなっている。
(何しろ20年前のリリースだからね)

BBC音源は、つい最近レコード・ストア・デイ向けにリリースされたLP『WILD ON THE RADIO』(16曲入り)の一部と同じではと思われ。
まあ俺はそのLP持ってないから確認してないし、今後もこのブートCD聴くと思うけど。
ちなみにこのBBC音源ではレグ・プレスリー(ヴォーカル)のファーストネームが一貫して“レッジ”と呼ばれている。
本名がレジナルド・ボールズだから略称としてはレッジで当然だと思うが、REGと綴られているのにレッジって発音するんだなあ。
英語って厄介ね。

シングル曲は、このブートでは”Ultra Rare Single Cuts/None on CD!”と誇らしげにクレジットされているが。
それも1998年当時の話。
今世紀に入って、全曲CD化されている。

そうすると、現在でも意味があるのは1979年のライヴか。
MAX'S KANSAS CITYでのライヴは80年に『LIVE AT MAX'S KANSAS CITY』としてリリースされているので、そこから収録したのかと思ったのだが。
実際には曲目も曲順もけっこう違っていて。
どうやら既発のライヴ盤とは違う日の音源らしい。
(詳細なクレジットはなし)
当時のTHE TROGGSは、レグ・プレスリー(ヴォーカル)、78年に復帰していたクリス・ブリットン(ギター)、ロニー・ボンド(ドラム)のオリジナル・メンバーに、70年代初頭に加入したトニー・マレイ(ベース)という4人。
その後バンド単体での最後のオリジナル・アルバムとなった『BLACK BOTTOM』(82年)と同じ編成。
(92年に『ATHENS ANDOVER』をリリースしているけど、アレはR.E.Mとのコラボレーション作だった)
ほとんど60年代そのまんまの演奏を聴かせる。
「Wild Thing」も70年代のアルバムで再録していたレゲエ・ヴァージョンなどではなく、ちゃんとオカリナを吹くのである。
MAX'S KANSAS CITYのお客さんも大盛り上がりです。
(そしてここでもレグではなくレッジと呼ばれているのが聴こえる)

レグ・プレスリーもロニー・ボンドも既にこの世にいないが、THE TROGGSは出戻りのクリス・ブリットンを中心に、今でも活動中らしい。
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EL ZINE VOL.30

2018/04/27 20:50
画像はい、EL ZINE最新号です。
VOL.30となっているけど、創刊号がVOL.0なんで通巻31号。

今回は、タイミング的にコレしか考えられなかった…MOTORHEADを取り上げています。
“FAST EDDIE CLARKE ERA”という副題通り、レミー、“ファスト”エディ・クラーク、フィル“フィルシー・アニマル”テイラーのいわゆる“黄金トリオ”に的を絞った内容となっています。
(ラリー・ウォリス、ルーカス・フォックスとの結成時についても一言二言)
あちこちでさんざん語られ、俺自身もあちこちで書いてきたMOTORHEADですが、ここで改めて、EL ZINEらしくパンクとの関わりも視野に入れながらまとめてみました。
皆様、是非お読みになってね。


表紙&巻頭インタヴューは全員覆面の謎のハードコア・パンク・バンドSKITKLASS。
他にもスペインのパンク・バンドOBEDIENCIAのインタヴューとか。
東京のSOLVENT COBALTのインタヴューとか。
大阪のブラック・メタル・バンドSEX MESSIAHのインタヴューとか。
沖縄のSOW THREATのインタヴュー&沖縄のバンド紹介とか。
黄金狂時代のベーシスト、チヒロン(おや、この人って元ズナニエツキか。ズナニエツキは昔ライヴ観たことあるぞ…)
のインタヴューとか。
8ページにわたる高松ハードコア特集とか。
鈴木智士氏(焔と煙霧)によるニューヨーク紀行(前編)とか。
(“ニューヨーク2018”というタイトルは映画『ニューヨーク1997』から?)
…といった具合に、今回も雑多にして読み応えのある内容となっております。


EL ZINE VOL.30、28日発売…だったと思う。
ここ2号くらいは発売直後に完売という事態が続いているので、御購入はお早めに。
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FOLLOW-UP Vol.177

2018/04/26 23:36
画像はい、FOLLOW-UPで2ヵ月ぶりの仕事です。
表紙です。

先日このブログでもアルバムを紹介した神戸出身の若きトリオ、がらくたロボット…のギター兼ヴォーカル、ヤマモトダイジロウにインタヴューしました。
不敵な若者でしたよ。
ギターとベースとドラムというベーシックに過ぎる編成で、まったく飾り気のない無愛想にしてシンプルかつシャープなR&Rを演るバンド。
新しい要素はまったくないが、平均年齢22歳の若者たちが今それを演っている。
中学生の時からがらくたロボットというバンド名を決めていたというヤマモトの言葉の数々を読んでやってください。


他の記事もいろいろと。
俺がインタヴューしたVol.175に続いて、OLEDICKFOGGY伊藤雄和再び登場。
10月の日比谷野音ワンマンのチケット発売を前に、シングル「弾丸さえあれば」で共演したILL-BOSTINO(THA BLUE HERB)との対談。
お、そのOLEDICKFOGGY新作『Gerato』、DISK UNION月刊チャートのパンク/ハードコア部門で1位ではないですか。
(和モノの1位は細野晴臣『HOSONO HOUSE』のアナログ!)
そしてbacho、Day tripper、SIX LOUNGE、THE SAVAGESといったインタヴューも。
おお? ZEKE新作?
とっくの昔に解散したと思ってたよ…。
おおお、先日日本初公開をお伝えした映画『スパイナル・タップ』の1ページ広告が。
あとイライザ女王様が歌舞伎町の「恋活バー」に行った話(笑える)をはじめとして、いつもの連載陣も快調。


FOLLOW-UP Vol.177、DISK UNIONはじめ全国各所で本日より配布中、のはず。
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みんな体にクる

2018/04/25 16:08
画像ちょっと前の話だけど、高橋幸宏が網膜剥離になったって。
深刻な状態じゃないらしくて安心したが。
昔は網膜剥離というと失明一直線になりがちだったものの(井上大輔が自殺したのは網膜剥離を苦にしてだったという)、最近ではかなり何とかなるようになってきている。
ちなみに強度近視だと網膜剥離になりやすい。
俺が眼科で診てもらって「強度近視のせいで網膜が伸びて薄くなってる」と言われたのはもう20年ほど前。
気を付けないとだ。

スーパー・ストロング・マシンが引退。
正直、「まだ引退してなかったの?」と思ったけど。
中の人は61歳…今は随分高齢になっても現役でやる人が多いから、まだ若いとも思ってしまうんだが、体調は随分前から悪かったようで、もう何年も試合していなかったそうなので、仕方あるまい。
タイガーマスクをはじめとして軽量級中心の日本のマスクマンの中で、数少ないヘビー級の本格派だった。
「オマエ平田だろう!」がただ懐かしい。

ヒューイ・ルイスが聴覚障害でライヴをキャンセル。
メニエール病とのことで、いわゆる突発性難聴というやつだろう。
メニエール病は単に耳が聴こえなくなったりするだけではなく、平衡感覚をやられてめまいがひどかったりもするそうだから厄介だ。
ヒューイももう67歳、90年代以降はオリジナル・アルバムのリリースもぐっと減っているが、ライヴ・バンドとしてのHUEY LEWIS & THE NEWSはまだまだ現役。
頑張ってほしいところ。

ジョー・リン・ターナーはベラルーシで心臓発作を起こして入院。
コレも重篤なモノではなさそうなので一安心だが。
若い若いと思っていたジョーも、もう66歳か。
(おや、誕生日が俺と同じなのか…)


上記の人たち、全員60代。
まあいろいろ不具合出るよなあ。
“Long Goodbye”なんて意味深なタイトルのツアーで来日するDEEP PURPLEなんて、70代二人に60代3人。
(意外にも唯一のオリジナル・メンバーであるイアン・ペイスがまだかろうじて60代だったとは)
ともあれスーパー・ストロング・マシン以外はまだやってる。
お達者でいてほしいモノです。
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がらくたロボット/ツキノアリカ

2018/04/24 23:09
画像キングレコード傘下のベルウッドが大プッシュしてる若い野郎ども、堂々の1stアルバム。

ヤマモトダイジロウ(ヴォーカル、ギター)、ムラカミフウタ(ベース)、イノウエタカヒロ(ドラム)の3人組。
ヤマモトとムラカミが21歳、イノウエが26歳。
影響源は60年代のビート・バンドや70年代のパンク・バンドやめんたいロック。
何しろ若いし、衝動一発勝負を想像したんだけど、聴いてみたらそうでもなかった。
ソングライティングのセンスはむしろ手練れな感じ。
何しろバンドの結成はヤマモトが高校1年生だった2012年10月。
結成からもう6年。
今の編成で固まったのが14年。
ヤマモトがまだ高校生の間にインディーズで音源出して、ツアーとかもやってたんだそうで。
このアルバムを出す前にも、ベルウッドからミニアルバムを2枚リリースしている。
若いけど、ポッと出じゃないワケだ。

インディーズ時代は紙袋をかぶってライヴをやっていたそうで。
(THE DAMNEDか…)
メジャーデビュー後は紙袋を捨て去り、素顔で勝負。

ともあれ小細工のない、シンプルでストレートなトリオならではのR&R。
ソングライティングは手練れ…とは言ったものの、歌われる世界は抑圧と葛藤と逡巡と反抗と勘違いと自由のるつぼである10代から地続き。
それをソリッドなギターと太いベースとよく転がるドラムが彩る。
とりあえず“Oh Yeah”と叫べばOK、そして“ツキノアリカ”を探しに行こうと歌う。
太陽に照らされて光る月、太陽だけが知っているそのありかを探しに行こうと。
彼らにとっての月とは何なのかという問いは、そのまま自分に跳ね返る。
彼らは“My Way”を進み、一方で“Your Way”を見つけろと歌う。
誰もが自分の道を進まなければならない。
バンドをやってるとかどうとか関係なく。
彼らは自分の道を行く、俺たちは俺たちの道を行く。
若造どもに鼓舞される。


『ツキノアリカ』、25日リリース。
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SILVERHEAD/LIVE IN TOKYO(199?)

2018/04/23 21:24
画像SILVERHEAD…タイトル通り東京公演の模様を収録したブートCD。
1974年1月19日、中野サンプラザ。
この時の音源の一部はキャプテン・トリップ・レコーズからリリースされた“正規”のライヴ盤『SHOW ME EVERYTHING』(2001年)のボーナス・トラックとして、もっといい音で収録されているが。
74分近い収録時間のこのブートは多分フル収録だろう。

当時のメンバーは2ndアルバム『16 AND SAVAGED』(1973年)と同じ、マイケル・デ・バレス(ヴォーカル)、ロビー・ブラント(ギター)、ロッド・デイヴィス(ギター)、ナイジェル・ハリスン(ベース)、ピート・トンプソン(ドラム)の5人。
セット・リストも全11曲中『16 AND SAVAGED』から6曲、1stアルバム『SILVERHEAD』(72年)から3曲となっている。
(あとの2曲は3rdアルバムに収録されるはずだった当時の新曲「James Dean」と、チャック・ベリーのカヴァー「Roll Over Beethoven」)
ちなみに75年にリリースされたライヴ盤『LIVE AT THE RAINBOW LONDON』も『SHOW ME EVERYTHING』もこのブートも、選曲や曲順がちょっとずつ違っている。

場内の歓声は女性ファン中心のいわゆる黄色い声で占められていて。
グラム・ロックの一翼としてデビューした(というか、させられたというか)バンドの当時の人気のほどを思わせる。
しかし、出している音は全然華美でもグラマラスでもなく。
マイケル・デ・バレスの、美麗なルックスに似つかわしくないソウルフルで塩辛い声をフィーチュアし、ブルーズやソウルの影響を前面に押し出した、ハードにしていなたいロック。
(バラード「Only You」なんて絶品ですがねえ)
基本的にはB級の部類に入るバンドだと思うんだけど、ここではなかなか頑張ってます。
「16 And Saveged」なんてドラム・ソロ(あんまり盛り上がらないが)をフィーチュアして13分ほども熱演。

しかしマイケル以外のメンバーにいまひとつ(あるいはいまふたつ)華がないのと、喧伝されたイメージと実際の音楽性のギャップが、彼らを本格的な成功から遠ざけたと思われ。
来日公演から半年後の1974年7月に解散。

バンド解散後、ロッド・デイヴィスはシーンから消え。
マイケル・デ・バレスがDETECTIVEやCHEQUERED PASTやソロ・アルバムやPOWER STATION(ロバート・パーマーの代役)で頑張っていたのはそこそこ知られているだろう。
元THE DOORSのレイ・マンザレクとしばらく活動した活動した後BLONDIEに加入したナイジェル・ハリスンの方が有名かも知れんが。
ロビー・ブラントはCHICKEN SHACKやロバート・プラントのバックで活動。

実は意外と活躍していたのがピート・トンプソン。
マレイ・ヘッドやデイヴィッド・バイロン(元URIAH HEEP)なんかのアルバムに参加した後、80年代後半はロビン・トロワ―のバンドでプレイ。
90年代にはロバート・プラントのアルバムにも参加し。
(ロビー・ブラントの引きだろう)
00年代になってロビンのバンドに復帰する一方で、2007年からはテキサスで自分のスタジオを構えているんだそうで。
更にソロ・アルバムまでリリースしているという。

2012年4月にSILVERHEADが来日した時、「マイケル・デ・バレスのバンドがSILVERHEAD名義で来たりするのかなあ」とか思ってたら、このブートと同じ2ndアルバム当時の編成だったんでびっくりした。
(観に行けなかったけど)
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「TAREME NIGHT」@新宿カバチヤ

2018/04/22 23:39
画像22日。
MONE\i$GODのヴォーカリスト・カンの奥方カコちゃん主催のイヴェント「TAREME NIGHT」。

イヴェントは19時からだったが、新宿に着いたのは18時過ぎ。
さてどうしよう。
歌舞伎町の路上でぼんやりしていたら、先日爆裂女子の路上ライヴを教えてくれた某DJに遭遇する。
今日は「桜まつり」なのだという。
桜まつり?
何?

ゴールデン街に行ってみたら、14時から22時まで協賛店のすべてでノーチャージ、1杯500円で飲めるという狂った祭りをやっていた。
知り合いやたら多数。
(十数年ぶりの再会アリ)
で、ゴールデン街を通り抜けてカバチヤに着いた時にはもう酔っていた(笑)。

「TAREME NIGHT」。
今夜はどうしても帰って仕事しなければならなかったので、最初の一組だけ観る。
The Dying Dog Brothers。
以前新大久保EARTHDOMで2回くらいライヴを観たTRIBLOODのフロント二人がやっているデュオ。
コレが…今風なへヴィ・ロックを演っているTRIBLOODとはまったく違い、リゾネイター(いわゆるドブロ)とベースの二人でブルーズやR&Rやロカビリーを演っているのだった。
サンハウスやエディ・コクランやJOHNNY KIDD & THE PIRATESやジョニー・ギター・ワトソン。
渋い。
90年代以降のMETALLICAあたりに範を求めたと思われるTRIBLOODのメンバーが、こんなルーツを聴かせるとは。
実に興味深かった。

その後のアクトも興味深かったのだが、断じて帰宅。
今も飲んでますが、断じて仕事しますよ、ええ。
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ラジオNIKKEI「100% RAW POWER イギー・ポップ・スペシャル」

2018/04/21 21:01
画像えー、amassをはじめとする音楽情報サイトにも載ってるんで、既に御存知の方も多いと思いますが…ラジオに出ることになりました。
なりましたってえか、もう収録済んでます。

ラジオNIKKEIの「100% RAW POWER イギー・ポップ・スペシャル」という番組。
オンエアは4月30日(月・祝)15時〜17時の2時間です。
短波なんでフツーのラジオでは聴けないけど、PCで聴けるんだそうで。
(あとから聴くことも出来るんですってよ)

タイトルの通り、イギー・ポップの特別番組。
14日(土)から公開されている(そして俺もパンフレットに寄稿している)イギーの最新ドキュメンタリー映画『アメリカン・ヴァルハラ』にフォーカスした内容で、前半は俺が、そして後半は音楽評論家の鳥井賀句さんがしゃべります。
更に新バンドTHE PINK HEAERTSを結成してアルバムをリリースするジェイムズ・ウィリアムソン(元IGGY AND THE STOOGES)のインタヴューもあって、PINK HEARTSの曲もいち早くオンエアされるそうで。

詳細は以下を御覧ください。

http://amass.jp/104017/

こないだ収録に行ってきたんだけど、いやー緊張しましたわ。
進行役のしみーさん(元イギー・ポップ・ファンクラブ会長)と40分くらいしゃべったのを20〜30分くらいに編集するという話だったけど、編集で俺のしゃべったとこ全部カットされてたらどうしよう…。
とりあえず、イギーがIGGY AND THE STOOGES解散からジョシュ・ホーミ(QUEENS OF THE STONE AGE)とのコラボレーションに向かう流れ、そして出来上がったアルバム『POST POP DEPRESSION』、更に映画『アメリカン・ヴァルハラ』の見どころなどなど…について話しました。
どんな感じにまとめられてるかしら…。

とりあえずイギー・ポップのファンは要チェック。
あと俺のファンも(←だから、いるのかよって)。


画像はスタジオの一コマ。
しみーさんと俺。
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5月は渋谷で

2018/04/19 22:39
画像今年のDJは1月0回、2月3回、3月1回、4月0回、5月1回…平均すると月1回。
渋谷に始まり、大森、三軒茶屋、武蔵境とあちこちで回しましたが。
で、次のDJ。
渋谷に戻ります。
今や俺のホームとも言える「HANKY PANKY」。












「HANKY PANKY」@渋谷ロックのこころ

2018年5月19日(土)
19:00〜23:00
CHARGE FREE

DJs
MITCH
YOU(PARALYZE)
阿部孝行
ムラマツヒロキ(DJ道/TEASER)
ATSUYA(RUDE MOOD)
いちご(TRAMPS)
Chii★69(PAX BRITANNICA)
大越よしはる


UK縛りとか80年代縛りとかも多い「HANKY PANKY」、今回はオールジャンルのバーリトゥード。
なので俺は今のところUKも80'sも基本回さない方向で。
東南アジアのデス・メタルを中心に回そうと思います。
嘘だけどな。
まあ例によって基本的にアナログ7inchかな。

入場無料、出入り自由、毎回がっつり盛り上がるイヴェントです。
皆様是非お越しください。
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RADIO BIRDMAN/LIVE IN SYDNEY, 1976(1990)

2018/04/18 21:44
画像“今日の旧譜”記念すべき700枚目。
RADIO BIRDMANについてはずっと以前に有名なアナログ・ブート『ROCK & ROLL WAR』も紹介しているが。

以前にも書いたと思うけど、80年代後半にRADIO BIRDMANのアルバムが手に入らなくて、先にNEW RACEのライヴ盤を買った。
その後90年代を迎え、初めて購入したRADIO BIRDMANの音源が、このブートCDだった。
西新宿のブート屋で発見。
1000枚限定とのこと。

元々は放送用音源がソースになっているようで、音質はとても良い。
シドニーのDOUBLE JAY STUDIOという場所での録音だけど、スタジオとか言いつつかなり大きい会場みたいな感じ。
1976年11月が16曲、76年3月が3曲。
76年11月といえばRADIO BIRDMANが1stアルバム『RADIOS APPEAR』(77年)をレコーディングしていた頃。

ジョニー・キャニス(後にTHE HITMEN)のMCで始まり、ジョニーはバック・コーラスも担当。
更にアルバムにも参加しているマーク・シスト(THE VISITORS)もバック・コーラスで参加。
まるでスタジオの中身をそのままステージに持ってきたかのごとく。
音楽性はこの時点で完全に完成しているし、2本のギターとキーボードをフィーチュアした6人編成による演奏は同時代のアメリカやイギリスのいわゆるパンク・バンドに較べて異様なまでに上手い。
それでいてデトロイト・ロック直系のアグレッションはたっぷり。

RADIO BIRDMANといえばスタジオ盤でもナイスなカヴァーをいろいろ演っていたバンドだが、ライヴとなればなおのこと。
このCDでも、1曲目がいきなりボビー・トゥループの「Route 66」。
更にTHE REMAINSの「Don't Look Back」やTHE OUTSIDERS(アメリカの方)の「Time Won't Let Me」。
THE STOOGES「T.V.Eye」の次にJEAN & DEAN「Surf City」を演るかと思えば、エンディングがMC5「Rocket Reducer No.62(Rama Lama Fa Fa Fa)」とIGGY AND THE STOOGES「Your Pretty Face Is Going To Hell」のミックス(!)。
そしてBLUE OYSTER CULT「Transmaniacon M.C.」。
(出た!)
こんなセンスのバンド、俺が好きにならないはずがなかった(笑)。

その後西新宿のBARN HOMESに行ったらオリジナル・アルバムのCDが並んでいて。
今では『RADIOS APPEAR』だけでも5枚持ってるという状態だ(笑)。
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ムラマツヒロキ『DJ道』完結

2018/04/17 23:07
画像ここ数年、多くのイヴェントでDJとして一緒に回してきた盟友にして人気漫画家・ムラマツヒロキが「チャンピオンクロス」で好評のうちに続けてきた連載『DJ道』。
本日17日に配信された第24話を以て、堂々の完結。

http://chancro.jp/comics/dj/24

アニソン以外無縁だったヘタレ青年・道雄が失恋を契機にDJとして覚醒していく物語。
24話ってことは、まるまる2年楽しませてもらったのか。

第23話、DJの師・ムラマツからの「ノリで何とかしろ」という指令に困惑しつつ、ノリに任せて“超新星無我MIX”の境地に突入した道雄。
DJコンテストと恋の行方は…については本編を御覧いただくとして。
道雄の新たな恋(?)やその後の“DJ道”に関して含みと余韻を持たせる…というか、続編を期待させるような終わり方だったと思う。

ストーリー自体は荒唐無稽とも言えるモノだったし。
(基本ギャグ漫画なんだからそりゃそうだ)
そもそもいわゆるDJっぽいスキルが皆無で、曲を途中で切り替えたり(ギターソロの前でカットするなんてとんでもない!)“2枚がけ”したりといったことをあんまりしない(たまにはするよ)俺みたいな人間…には縁のない世界かと思いきや。
実際には、自分がDJをやるうえでも参考になるところが幾つもあったりしたのだった。
なので、DJ初心者はもちろんのこと、なんとなくノリでDJ続けてるような人にも見るべきところがあると思う。

連載はコレで終わりだけど、7月には単行本化されるそうです。
(7月か…単行本買うカネあるかな)
さあ、『続・DJ道:愛…しりそめし頃に』(笑)に期待しよう。


ともあれムラマツ先生、連載お疲れ様でした。
コレで収入源がひとつ減りましたね(爆)。
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『アメリカン・ヴァルハラ』パンフレット

2018/04/16 20:37
画像はい、14日(土)から新宿シネマカリテで絶賛公開中、イギー・ポップの最新ドキュメンタリー映画『アメリカン・ヴァルハラ』ですが。
劇場で販売されているパンフレットに寄稿しています。

…と言っても、ぶっちゃけ文章自体は映画の公式サイトに掲載されているモノと同じなんで。
俺の文章だけだったら、そっちで無料で読めるんだけどね。
それだけじゃなく、パンフレットにはイギー・ポップ・ファンクラブ会長だった清水真里さんによる特別寄稿“『アメリカン・ヴァルハラ』に見るイギー・ポップのベルリン時代”も載っておりまして。
ベルリン時代のイギーのアルバム『THE IDIOT』『LUST FOR LIFE』(どちらも1977年)に範を得たアルバム『POST POP DEPRESSION』(2016年)、そしてそのアルバムにまつわる映画『アメリカン・ヴァルハラ』であるからして、実に興味深く読める一文となっております。
(『アメリカン・ヴァルハラ』自体、イギーのファンだけじゃなく盟友デイヴィッド・ボウイのファンにも観ていただきたい映画です)
更に、美麗(?)な写真の数々もあしらわれて、それらも非常に見ごたえアリ。
紙のパンフレットを持っておきたいイギーのファン、そしてジョシュ・ホーミのファン、あと俺のファン(←いるのかよ)は、是非お求めください。
(ってかまずは映画見てください、話はそれからだ)

映画について改めて言っておくと、昨年公開されたジム・ジャームッシュによるTHE STOOGES/IGGY AND THE STOOGESのドキュメンタリー映画『ギミー・デンジャー』(先月リリースされたDVD/BDはこのブログでも紹介済み)同様、メンバーと限られたスタッフによって語られる形式となっていて。
(最近よくあるロック・ドキュメンタリーと違って、デイヴ・グロールとかは一切出て来ないからな)
『POST POP DEPRESSION』制作秘話、そしてROYAL ALBERT HALLでのライヴに向かって突き進むイギー・ポップやジョシュ・ホーミたちの姿が切り取られている。
個人的に興味深いのは…『POST POP DEPRESSION』とこの映画では当然ながら歌詞の訳がちょっと違っていて。
そこらへんのニュアンスの違いは、イギーの、特に『POST POP DEPRESSION』のファンにはかなり楽しめると思う。

何より…イギー・ポップって、どうしてこんなにキュートなんだろう。
アイドルとしての(?)イギーを存分に楽しめる1本に仕上がってます。
これまた『ギミー・デンジャー』同様、イギーを知らない人が見てもハマるのではと思う。

今のところ12時台と21時台という1日2回の上映なんだけど。
観に行く人が多ければ、上映回数もっと増えるのでは。


(C)2017 IGHO LLC.
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MOBY GRAPE/DARK MAGIC(1996)

2018/04/15 22:30
画像西海岸サイケは、そこそこブート持ってる。
GRATEFUL DEAD、QUICKSILVER MESSENGER SERVICE、COPPERHEAD、ジョン・シポリナ…そしてMOBY GRAPE。
特にMOBY GRAPEに関しては、オリジナル・アルバムよりブートに限る、という持論(?)があり。
コロンビアが売り出しに大金をかけたものの裏目ってしまった…というエピソードで知られるMOBY GRAPEだが。
ライヴでの諸々の美点をどうにも上手くスタジオ作に刻むことが出来なかったバンドでもあった、と思う。
最初に買ったオリジナル・アルバムは『WOW』(1968年)だった。
「なんか違う」と思った。
で、最終的にブートばかり聴くようになる。

で、コレは見開き紙ジャケ2枚組、それぞれ違う写真をフィーチュアした2枚の内袋にライナーノーツ完備…なんだけどれっきとした(?)ブートCD。
更に洒落が効いているのはCDのレーベル面で、ディスク1には“PORK MAGIC”、ディスク2には“GRAPE JAMES”と書いてある。
それぞれ、このアルバムのタイトルでもある曲名「Dark Magic」、正規リリースのライヴ盤『GRAPE JAM』にひっかけてあるのは言うまでもない。

1966年12月のAVALON BALLROOMから69年ストーニー・ブルック大学まで、各所のライヴを寄せ集めてある。
更に前身バンドとも言えるPETER & THE WOLVESの65年のライヴも。
実に全31曲。
スキップ・スペンス(ギター、ヴォーカル)、ジェリー・ミラー(ギター、ヴォーカル)、ピーター・ルイス(ギター、ヴォーカル)、ボブ・モズレイ(ベース、ヴォーカル)、ドン・スティーヴンソン(ドラム、ヴォーカル)と5人の名前がクレジットされているが、69年の音源はスキップ脱退後の4人編成だろう。
音質はまちまち。
極上のもあれば苦しいのもある。
あれっ、69年のストーニー・ブルック大学って、ひょっとして前座はSOFT WHITE UNDERBELLYだったかな。

カントリーやブルーズをベースに、3本のギターをフィーチュアしたパワフルで豪快なアンサンブルを聴かせ。
一方で、メンバー全員の出自であるフォークを反映したデリケイトで儚い楽曲も聴かせ。
個人的には、フォーキーなバラード・ナンバーに強く惹かれる。
特に大好きな「I Am Not Willing」は、スタジオで録音されたのはスキップ・スペンス脱退後だが、このブートでは5人時代の1967年の演奏が聴けるのだ。
同じく名バラード「Sitting By The Window」は3ヴァージョンも聴けてお得。
(そんなこと言ってるのは俺だけかもしれんけど)

日本ではあのはっぴいえんどに影響を与えたバンドのひとつとして知られているが、2〜3本のギターがスリリングに絡み合う長尺の演奏がTELEVISIONにも大きく影響していたということは、やはりスタジオ作よりもブートを聴いた方がよく伝わる。
(まあ『GRAPE JAM』『LIVE GRAPE』と正規リリースのライヴ盤もあるとはいえ)
このアルバムのディスク2に収録された「Dark Magic Part 1」で聴けるフィードバックのフリーキーさも強烈。
一時期は本当によく聴いた2枚組。
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爆裂女子@新宿駅南口

2018/04/14 21:49
画像本日。

夕方に豪徳寺で用が済み。
今日もあちこちでよさげなイヴェントがあるようだが、とっとと帰って仕事して寝なければ。
…と思いつつ小田急線の車内でガラケーをいじっておりましたら。
某SNSにて某DJ曰く、17時から新宿駅南口で爆裂女子の路上ライヴがあるぞと。
新宿ならちょうど今向かってるところだし、開始時刻も丁度良い。
ちょっと観て帰ろうかと思い、小田急線を降りる。

新宿駅南口前の路上では既にライヴが始まっていて、人だかりが出来ていた。
爆裂女子は、2014年9月に結成されて昨年8月に解散した偶想Dropの元メンバー4人が10月に結成したアイドルグループ。
いわゆる地下アイドルというやつなんだろうけど、偶想DropはZEPP TOKYOでワンマンやったりしていたから、地下というには存在大きかったか。
俺は偶想Dropのライヴを観たことは一度もないが、メンバーの一人・零が四谷OUTBREAKでDJやってるのは観たことがある。
(その時ちょっと話もしたけど、向こうは覚えちゃいるまいよ)

で、爆裂女子。
今年1月に初ライヴで、路上ライヴは今回が初めてとのこと。
メンバーは零ちゃん、りんちゃま、都子、ゆらぴこの4人。
“セルフ運営・セルフプロデュースの暴れまくりパンクロックアイドルグループ”とのこと。
グループ名…『爆裂都市』かッ!

本当に本人たちだけでやっているようで、スタッフ的な人間は全く見当たらない。
音源はスマホで、それを小さいスピーカーから鳴らしている。
音は当然のように割れていて、しかも途中で止まるのを繰り返し。
メンバー4人いるのにマイクは2本しかないし、そのうち1本は不調らしかったし。
俺は本当にちょっとしか観なかったので、機材トラブルがその後回復したのかどうかはわからないんだけど、俺が観ていた間は半分近くアカペラみたいな状態で(!)、4人は歌って踊っていた。

外部のソングライターから曲とバックトラックを提供してもらって、メンバーが歌詞を書くという…このブログで何度か紹介した十四代目トイレの花子さんと同じようなスタンス。
とりあえず聴けただけの音から察するに、花子さんよりかはずっとキャッチーなパンク・ロックだった、と思う。
(花子さんはメタリック・ハードコア)
何しろあんまりちゃんと聴こえんかったのだが、グループのテーマソング的な楽曲「Burst Girl」での“爆裂!爆裂!爆裂!爆裂!”というコーラスは盛り上がっていた。
きっと偶想Drop時代からのファンも多くいたのだろう…明らかに通りすがりと思われる人も含めて、オーディエンスのまなざしは温かかった。
(某DJも来ていた)
偶想Dropでのキャリアもあるはずなのに、歌もダンスもえらく素人くさいなあ…と思ったんだけど、ライヴハウスとかの整った環境であればまた違った感想があるかもしれない。
ともあれ人だかりに飛び込んで走り回ってみたりと、路上の人々を自分たちのフィールドに引きずり込もうという努力と意気込みは充分に感じることが出来た。

本当にちょっとだけ観て帰ってきちゃったし、俺に言えるのはこの程度。
次に観る機会があるかどうかわからないが、解散したグループの元メンバー4人が結束を保って、スタッフもなしにまた一から始めようとするからには、本気と書いてマジなのだろう。
頑張れ。
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レミーと転がる石とカブトムシ

2018/04/13 20:56
画像映画『極悪レミー』でも自伝本『ホワイト・ライン・フィーヴァー』でも、レミーはTHE BEATLESを称賛する一方で、BEATLESと比較しながらTHE ROLLING STONESをけなす(?)ような発言をしている。
なので、レミーの生前最後となったMOTORHEADのオリジナル・アルバム『BAD MAGIC』(2015年)にROLLING STONESのカヴァー「Sympathy For The Devil」が収録されたのには「?」となった。
(出来は素晴らしかったが)
レミーの死後にリリースされたカヴァー集『UNDER COVER』(17年:画像)には「Sympathy For The Devil」だけでなく「Jumpin' Jack Flash」まで収録されていたので、更に「??」となった。

もっともレミーはTHE ROLLING STONESが嫌いだとか最低だとか言ったことは一度もない。
『ホワイト・ライン・フィーヴァー』では、“あいつらはステージじゃいつもクソだった”とか、THE BEATLESに較べれば“可愛いマザコン坊やの集団だよ”とは言ってるけど(苦笑)。
一方その『ホワイト・ライン・フィーヴァー』でレミーは、“俺はストーンズも好きだったけど”“確かにストーンズは素晴らしいレコードを何枚も作ったよ”と言っている。
とりあえずROLLING STONESがけっこう好きだったのは間違いないだろう。
(BEATLESほどではないにしても)
何より、MOTORHEADはROLLING STONESをプロデュースしたジミー・ミラーと2枚もアルバムを作っている。
それもジミーがROLLING STONESとやった仕事を評価していたからこそだろう。

一方でMOTORHEADは、THE BEATLESのカヴァーは演らなかった。
MOTORHEAD以外ではHEADCATで「You Can't Do That」をカヴァーしてるし、BEATLESのトリビュート・アルバム『BUTCHERING THE BEATLES』では「Back In The USSR」を歌っているけど。
BEATLESの曲って、けっこうMOTORHEAD風にアレンジ出来そうなR&Rがたくさんあるから、カヴァー演ってみてほしかったな。
いや、デイヴィッド・ボウイ「Heroes」をあんなにカッコよくカヴァーしたMOTORHEADのこと、R&Rナンバー以外でもイケたはず。


それにしてもMOTORHEADによる「Sympathy For The Devil」はよかった。
その要はミッキー・ディーのドラムにあったと思う。
パワフルで上手いドラマーなのは承知していたけど、基本的には直線的なメタル・ドラマー…と思っていたんで、「Sympathy For The Devil」でのニュアンスに富んだプレイには目から鱗が落ちた。
ちょっと遅かったかも知れんが。
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LOU REED/LIVE IN NEW YORK(1993)

2018/04/12 23:27
画像またまた出ました、ブラック・パンサー。
定価2000円と書いてあるけど、もちろん(?)980円くらいで買ったと思う。
ってかジャケットのおっさん誰だよ、みたいな(苦笑)。

やはりというか、ちゃんとライナーノーツ付き。
ただしこれまでに紹介したブラック・パンサーのCDと違って、全然知らない人。

アルバム『TRANSFORMER』リリース後の1972年12月26日、ニューヨークのハンプステッド劇場でのライヴ。
元々は放送用音源とのことで、音質は良好。
ただし、今世紀に入って以降は正規に近い灰色盤の形で何度もリリースされていて、『AMERICAN POET』というタイトルでは国内盤の“デラックス・エディション”とかもアリ。
元々のライヴと曲順も入れ替わっているこのブートCDは、今となっては単なる珍盤だろう。

とはいえ、リリース当時は貴重な音源だった。
1973年12月に録音された正規ライヴ盤『ROCK 'N' ROLL ANIMAL』(74年)、『LOU REED LIVE』(75年)とはまるで感触の違う演奏が聴ける。
『ROCK 'N' ROLL ANIMAL』『LOU REED LIVE』での、無駄に分厚く流麗なサウンドは、ここにはない。
クレジットはないが、『ROCK 'N' ROLL ANIMAL』『LOU REED LIVE』とはバック・バンドのメンバーが違うと思われ。
(『AMERICAN POET』とか『LIVE IN NEW YORK 1972』とか持ってないんだけど、そのへんのアルバムには参加メンバーのクレジットあるんだろうか)
ややガレージ・バンド然とした(?)シンプルな演奏を楽しむことが出来る。
まあその分B級感もアリアリだが。
(「Rock 'n' Roll」のダサダサなリードギターとか、たまらんですよ)
ドラムはちょっとうるさい。
THE VELVET UNDERGROUNDのスタジオ盤でのモーリン・タッカーのドラムを聴き慣れた耳に、『LIVE AT MAX'S KANSAS CITY』(72年)でのビリー・ユールのドラムが違和感しかもたらさないのと同様。

拍手や歓声も、随分薄い。
(ハンプステッド劇場って、どのくらいのキャパだったんだろう)
『ROCK 'N' ROLL ANIMAL』『LOU REED LIVE』に収録されている代表曲の数々も全然アレンジが違うし、「Walk And Talk It」「Berlin」「I'm So Free」なんかが収録されているのも興味深い。
ライナーノーツにあるとおり“地味で淡々とした演奏”なんだけど、個人的には大好き。
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音楽と人生と商売・その2

2018/04/11 23:59
画像自分が食うために何でも書いてるという生活をしているせいか(?)、メシのタネとして音楽に関わり続けているサイドやバックの人たちに何だか妙に興味があって。
(いや、会社勤めしてた頃からずっとだよな…)
イギー・ポップみたいなカリスマは「音楽は人生であり、人生は商売じゃない」みたいなことを言って実に様になるんだけど。
俺的にはそうじゃない人がどうにも気になってしまい。
で、先日“音楽と人生と商売”というタイトルでニール・マーレイ(元WHITESNAKE、VOW WOW他)のことを書いたら、なんだか閲覧数がえらいことになってしまい。
あ、みんなやっぱりそういう人に興味あるのね、とか思ったり思わなかったり。
(どっちだよ)

…で、ひょんなことから20年くらい前のBURRN!を読み返していたら。
HARLAN CAGEというバンド/プロジェクトのインタヴューが載っていて。

HARLAN CAGEは、1985年にアルバム1枚だけ出して消えたFORTUNEというメロディアス・ハード・ロック(というかいわゆる“産業ロック”)のバンドにいたL.A.グリーン(ヴォーカル)とロジャー・スコット・クレイグ(キーボード)が90年代に再び手を組んだバンド/プロジェクト。
FORTUNEは俺も覚えてる。
一部の泣きメロ好きのリスナーの間でかなり話題になったHARLAN CAGEだったが、結局あんまり長続きしなかった。

BURRN!のインタヴューを読むと、FORTUNE解散後のロジャー・スコット・クレイグはCM音楽とかの仕事で食っていたという。
一方で、ニナ・ハーゲン(!)のバンドにも在籍していたそうで。
改めて確認してみたら、ニナのアルバム『IN EKSTASY』(1985年:画像)でキーボードを弾いている。
ロジャーはニナのバンドで80年代後半に来日していたというが…その来日時のライヴ、当時NHK-FMでオンエアされてたぞ。
その時のキーボーディストがロジャーだったか。
(FMからエアチェックしたテープは多分札幌に置いてある)

それにしても、ニナ・ハーゲンかよ…。
メロディアス・ハード・ロックとも産業ロックとも全然関係ない。
自身の音楽性と全く関係ないところで、食うために音を出していたミュージシャンが、ここにも。

ちなみにFORTUNEも、1985年にアルバム1枚出したバンドとして認識していたが…確認してみたら、全然違うメンバーで70年代にアルバム出していたことを知る。
当時はメロディアス・ハード・ロックどころかホワイト・ソウル的なバンドで、ブッカー・T・ジョーンズがゲスト参加してる。
中心人物であるリチャード・フォーチュン(ギター)は、今でも活動してるらしい…。
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Don't Dream It's Over Or Be IT?

2018/04/10 23:12
画像FLEETWOOD MACについては以前このブログでもピーター・グリーン在籍時のアルバムを紹介したり。
(一時期在籍していたボブ・ウェルチのアルバムも紹介したな)
しかし実のところは洋楽初心者だった頃、スティーヴィー・ニックスとリンジー・バッキンガムのソロを先に聴いていて。
その二人が元々“FLEETWOOD MACというバンドの”メンバーだったと知ったのはその後。
リアルタイムで聴いたFLEETWOOD MACのアルバムは『TANGO IN THE NIGHT』(1987年)だった。
その後リンジーとスティーヴィーとクリスティン・マクヴィーが抜けては戻りを経て、2014年に全盛期のラインナップが復活。
(一時期はデイヴ・メイスンとかデラニー&ボニーの娘とかがいたことも…)

で、リンジー・バッキンガム、クビですって。
(国内のサイトではおおむね“脱退”となっているけど、海外のサイトでははっきり“Fired”と書かれている)
バンド復帰から20年も経って、今更お家騒動かーい。

驚いたのは、すぐに決まった後任メンバー。
元TOM PETTY & THE HEARTBREAKERSのマイク・キャンベルと、元CROWDED HOUSE…というか、俺にとっては元SPLIT ENZ(画像)のニール・フィンですってよ。
はー…。
リンジー・バッキンガムが弾いていたギターのフレーズをマイクが弾き、リンジーが歌っていたメロディをニールが歌うワケか。
まあスティーヴィー・ニックスの代わりにベッカ・ブラムレットが歌い、リンジーの代わりにデイヴ・メイスンがギターを弾いていた時期もあったワケだが…。

トム・ペティの死で今後のミュージシャン稼業に黄信号が灯っていたかもしれないマイク・キャンベル。
長く活動しているが、CROWDED HOUSE「Don't Dream It's Over」以外にメガヒットがないニール・フィン。
FLEETWOOD MACにとっても新メンバー二人にとっても、ウィンウィンなのかもしれない。

そういやジョン・マクヴィーが癌とか言ってたのはどうなったんだろう…。


記事タイトルはCROWDED HOUSEと『ロッキー・ホラーショウ』の両方が好きじゃないとわからない洒落。
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KRAFTWERK/N1 TO ZURICH(1992)

2018/04/09 21:01
画像このブログを始めて間もない頃に『THE MIX』(1991年)を紹介して以来、時々出てくるKRAFTWERK。
で、その『THE MIX』がリリースされた当時のライヴを収録したブートCD。
ルクセンブルクのカメレオンというレーベルから出ているが、このレーベルは70年代末から00年代までかなりいろんなブートをリリースしている老舗。
俺が持ってるのはこの1枚だけ。

タイトルの意味がわからん。
“N1”ってのは何のことだろう。
ジャケットも意味不明。
なんか、核爆発みたいな?
“Radioactivity”にひっかけたとかじゃないよね?

1991年11月16日、スイスはチューリッヒ、VOLKSHAUSでのライヴ。
1時間ちょっとで9曲収録されているんだけど、裏ジャケは8曲のみ表記で、オープニングの「Numbers」が記載されていない。
ドイツ語圏でのライヴということでか、曲名はすべてドイツ語表記になっている。

モノラルのオーディエンス録音で、拍手や歓声が大きく入り、時々観客の話し声も聞こえたりするが、音質はとても良い。
演奏内容はまさに、『THE MIX』をライヴで再現したような。
1991年型にアップデートされた往年の名曲群。
ってかヴォーカルを除いて生演奏感はもの凄く希薄で、実際メンバーはステージで何をやっているんだろうと思う。
KRAFTWERKのライヴを観たことはないんだけど、00年代以降のライヴ映像とか観ても、とりあえずメンバー4人がステージ上でPCを前にしているように見えるものの、実は演奏みたいなことは一切してませんよとか言われても納得するよなー。
とはいえ、『THE MIX』にも収録されている「Homecomputer」「Computerliebe」「Autobahn」「Radioaktivitat」「Trans Europa Express」も流石にアルバムそのまんまということはない。
そして『THE MIX』に収録されていない「Numbers」「Computerwelt」「Das Modell」「Tour De France」の91年版アレンジも興味深い。

『THE MIX』のあと、次のアルバム『TOUR DE FRANCE』(2003年)が出るまでに12年。
(オリジナル・アルバムとしては17年ぶり)
その後ライヴ盤を除いてアルバムは出ず。
このブログで『THE MIX』を紹介した頃にはフローリアン・シュナイダーも脱退していて、KRAFTWERK何やってんのかなあとか思ったもんだけど。
しかし新作・新曲こそあんまり出さないものの、ラルフ・ヒュッターを中心にライヴ・アクトとしては今も健在。
旧曲のアレンジもアップデートし続けているのだった。
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柔らかい機械の最終章

2018/04/08 21:20
画像そういや旧譜レヴューでSOFT MACHINEって取り上げてないよなあ…とか思ってたら、そのSOFT MACHINEが7月に“フェアウェル・ジャパン・ツアー”をやるというニュースが数日前に。

あれっ、今のバンドはSOFT MACHINEじゃなくてSOFT MACHINE LEGACYじゃなかったっけ?…とか思ったら、なんと2015年からSOFT MACHINE名義に戻っていたのか。
全然知らんかった(苦笑)。
まあ、SOFT MACHINE LEGACY時代にEURO-ROCK PRESSでレヴュー回ってきたドイツのフェスティヴァルのDVDでも、しれっとSOFT MACHINEってクレジットされてたしなあ。

現在のSOFT MACHINEはジョン・マーシャル(ドラム)、ジョン・エサリッジ(ギター)、ロイ・バビントン(ベース)、テオ・トラヴィス(サックス、フルート、キーボード)という4人組。
(7月の来日ではゲイリー・ハズバンドがキーボードでゲスト参加とのこと)
編成としては、マイク・ラトリッジ(キーボード)が脱退してオリジナル・メンバーが一人もいなくなった『SOFTS』(1976年:画像)の頃に近い。
もっとも、その頃のリーダー格だったカール・ジェンキンズ(キーボード)はいないけど。
(ラトリッジ共々、ロックから早々に足を洗ってTVとかCMとかの音楽をやってるそうで)

SOFT MACHINE LEGACY以前にSOFT WORKS名義でやっていた頃のメンバーだったエルトン・ディーン(サックス)もヒュー・ホッパー(ベース)も、そしてアラン・ホールズワース(ギター)ももうこの世にいない。
ついでに言えばオリジナル・メンバーのデイヴィッド・アレン(ギター、ヴォーカル)もケヴィン・エアーズ(ベース、ヴォーカル)もあの世の住人。
ロバート・ワイアット(ドラム、ヴォーカル)は引退。
現在のSOFT MACHINEにしても、テオ・トラヴィス以外は全員70代のはず。
ジョン・マーシャルとロイ・バビントンは今回が最後の来日だそうで、そうするとバンド自体もう続かんのかも知れん。
(今回の来日告知も、事実上のラスト・ツアーと銘打ってる)

まあ逆に言えば、最終的にカール・ジェンキンズのソロ・プロジェクトと化して80年代に終わったはずのSOFT MACHINEがこの21世紀に復活して活動していたという事実が凄かった、ということにもなるんだけど。
時が満ちたということなんだろう。


一方、SOFT MACHINEと同時代のバンドながら何度でも復活するKING CRIMSON…終わる気配の見えないこっちは更に凄いな。
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おもひでぽろぽろ崩れ落ちる

2018/04/07 22:25
画像3月25日にマイク・ハリスンが亡くなったという。
72歳。
SPOOKY TOOTHのヴォーカリスト。
SPOOKY TOOTHといえばブルージーなハード・ロックかと思えばアヴァンギャルドに振り切れてみたりアメリカナイズされた方向に行ってみたり、活動を通していまひとつ焦点の絞り切れないバンドだったが。
「Better By You Better Than Me」をJUDAS PRIESTがカヴァーしていたりと、後のブリティッシュ・ハード・ロックの雛型のひとつになったのは間違いない。
その看板だったのがマイクだった。
もう72歳、そりゃそうか。
思えばバンドのボトムを支えたマイク・ケリー(ドラム)ももういない。

28日にはケイレブ・スコフィールドが。
CAVE INのベース兼ヴォーカル。
交通事故、39歳。
CAVE INのここまでで最後のアルバムとなっている『WHITE SILENCE』(2011年:画像)は、このブログでも紹介した。
スティーヴン・ブロッズキー(ギター、ヴォーカル)がMUTOID MANで活動している一方、CAVE INが最近どうしているのか全然知らずにいたのだが。
あの超絶ハイテンションにしてメロディックでもあるポスト・ハードコア・サウンドの要がケイレブのベースだったのは間違いない。
39歳、あまりに早過ぎる。

そして高畑勲が5日に世を去った。
肺癌、82歳。
82歳…考えてみれば初監督作『太陽の王子 ホルスの大冒険』が半世紀前(!)の1968年だ。
(当時32歳か)
その後も『ルパン三世』『アルプスの少女ハイジ』『未来少年コナン』といったTVアニメの演出、『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』と、宮崎駿監督作のプロデュース、そして自身が監督した『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』など、幾多の傑作を世に出した。
ファンタジックで活劇っぽい宮崎駿作品に較べると、緻密でリアルで、時にとんでもなく重く。
『火垂るの墓』や『平成狸合戦ぽんぽこ』なんかは、壮絶でさえあった。
初めて劇場で『火垂るの墓』を観た時に悲し過ぎて泣くことも出来なかったこと、後にTVで観直した時に一緒に観ていた母親が昔の田舎の風景があまりにもリアルに再現されているのに驚いていたことを思い出す。
商業的成功にしても評価にしても盟友・宮崎駿とは太陽と月のような存在であり続けたかもしれないが、高畑勲なくして宮崎駿もなかったはず。
『フランダースの犬』でボロ泣きした人はこのブログの読者様にも多いのでは。


72歳、39歳、82歳。
それぞれに作品は残っている。
そしてそれらは今後も愛され続けるだろう。
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JOHNNY THUNDERS/JOHNNY ON THE ROCKS(1996)

2018/04/06 21:12
画像ジョニー・サンダース、1984年10月21日、英国はライチェスターでのライヴ(+α)を収録したブートCD。
日本製らしい。
音質はなかなか悪くない。

1984年というと、JOHNNY THUNDERS & THE HEARTBREAKERSが『L.A.M.F.』(77年)当時の編成で一時的に復活して英国でもライヴをやった年だが。
このライチェスターでのライヴは、ジョニー・サンダースのソロ名義でのツアー時のモノらしい。
メンバーのクレジットはなし。
時期からして、キース・ヨン(ベース)、テリー・チャイムズ(ドラム:元THE CLASH)とのトリオ、COSA NOSTRAでの演奏だと思う。
(ジョニーコレクターの某カドイ氏なら即座に答えてくれそうだけど)
音を聴く限りではギター1本のトリオ編成なので、多分COSA NOSTRAで間違いないだろう。

“本編”はオープニングSE「The Man With The Golden Arm」を含めて15曲。
裏ジャケットでは誤ってクレジットが抜けているが、最後に「Chinese Rocks」が演奏されている。
再編JOHNNY THUNDERS & THE HEARTBREAKERSでも演奏していたNEW YORK DOLLS「Personality Crisis」をここでも演っている。

とはいえ。
ジョニー・サンダースのライヴ音源は正規盤・灰色盤・ブート合わせてかなりの枚数を持っているけど、いつのライヴでもメンバーが誰でも、ジョニーがあのギターをギュインギュイン弾いてあの声でヘロヘロ歌う…「まあどれをお聴きになってもねえ、同じようなもんかと」(←スネークマンショー)。
…とか言ったらマニアの人に怒られそうですが。

ともあれこのブートの聴きモノは、“本編”のあとにボーナス・トラック的に収録された5曲かもしれない。
HANOI ROCKSとの共演。
このCD自体、スリーヴの裏にはアンディ・マッコイとマイケル・モンローの写真が掲載されている。
「Pills」「Gloria」は“W/HANOI ROCKS”、「Lightning Bar Blues」「Looking At You」「Blitzkrieg Bop」は“HANOI ROCKS W/JOHNNY THUNDERS”とクレジットされていて、それぞれ別の日の音源らしい。
HANOI ROCKSメインの後者3曲でジョニー・サンダースがMC5やRAMONESのカヴァーで弾いているのも興味深いが、ジョニーのCDであることを考えれば、ジョニーをフィーチュアしてマイケルがハープやサックスを吹いたりしている前者2曲の方が目玉か。

当時のHANOI ROCKS、ドラムはもちろんラズル。
ジョニー・サンダースもラズルも、とっくの昔にあっち側だ。
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『ギミー・デンジャー』DVD/BD

2018/04/05 23:50
画像先月末のリリース。
紹介遅れたが。
昨年公開されて日本でもロングラン上映となったTHE STOOGES/IGGY AND THE STOOGESのドキュメンタリー映画『ギミー・デンジャー』。
DVD/BDが出ました。

映画本編については、
http://lsd-blog.at.webry.info/201706/article_10.html
を参照されたし。
試写会で1回観て書いたレヴューだから、今思うところとは少々違う部分もあるんだけど。
ともあれTHE STOOGES/IGGY AND THE STOOGESの足跡とその存在の特異さ・偉大さを、バンドの大ファンであるジム・ジャームッシュが切り取った、まぎれもない傑作だと思う。
昨年の「映画野郎」年間ベスト企画では、ぶっちぎりの1位に選ばせてもらった。

ソフト化に際しては、当然ながら(?)“特典映像”があり。
再結成したIGGY AND THE STOOGESによる「Shake Appeal」のライヴ映像とか。
イギー・ポップのインタヴューと映画のために制作されたアニメ…の、本編では使われなかったアウトテイクとか。
THE STOOGESの故郷アナーバーを映しながら故ロン・アシュトンを偲ぶ映像とか。
(泣ける)
インタヴュー中にイギーが発した“奇声”を字幕付きで編集した“Noise”というパートとか(笑)。
予告編とか。

改めて言っておくが、イギー・ポップの、THE STOOGES/IGGY AND THE STOOGESのファンはもちろん、パンク・ロックのファン、そしてパンクに限らずロックを愛する人なら必見の一作に仕上がっている。
今月14日からは、IGGY AND THE STOOGES活動終了後のイギーの姿を克明に描いた新たなドキュメンタリー映画『アメリカン・ヴァルハラ』(こちら御覧ください→http://lsd-blog.at.webry.info/201803/article_8.html)が公開されるが、そちらも必見なのは言うまでもない。


『ギミー・デンジャー』DVD/BD、3月28日より絶賛発売中。
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KIYO The Gut Guitar a.k.a.田中清久/The Psyche

2018/04/04 23:48
画像昨年結成30周年を迎えた札幌のヘヴィ・メタル・バンドSILVERBACK…の存在を俺が知ったのはけっこう最近のことだ。
30年も前からやってるんだったら、札幌出身の俺が知っててもおかしくなかったはずなのに…と思いながらよーく考えたら、俺が北海道を離れてからもう30年近く経っているのだった。
ありゃ…。

ともあれSILVERBACKのリーダーであるKIYOこと田中清久。
SILVERBACKが30周年を迎えた昨年までは、10年間にわたってSLANGのギタリストでもあった。
そのKIYOによるアコースティック・ギター1本でのソロ・アルバム。
タイトルは“ザ・サイケ”じゃなくて“ザ・プシケ”です。
英語で読めばサイケなんだけど、プシケはギリシャ語読み。
サイケデリック云々とは関係なく、命とか心とか魂とかを意味する。

アルバムの内容は、KIYOがアンデルセン童話からインスパイアされた世界観をガット・ギターで奏でる全12曲。
「The Red Shoes(赤い靴)」「The Little Match Girl(マッチ売りの少女)」といった、アンデルセンの有名な作品も曲名になっている。
やはりというか、クラシカルかつ端正でありつつ、多分に哀調を帯びたインストゥルメンタルが展開する。
やはり…というのは、アンデルセンの童話には「マッチ売りの少女」をはじめとして主人公の死で終わる物語が多いからということでもあり。
アンデルセンという人は、かなりの悲観主義者だったらしく。
(彼には、死によってしか救われることのなかった当時の貧困層へのシンパシーがあったという)
「赤い靴」なんて、主人公が足首を切断されて初めて安堵を得る話だもんなあ。

ガット・ギター1本によるインストゥルメンタル集かと思いきや、最後の「Fade Away」は弾き語りでびっくりする。
それがもの凄く渋い声で。
イギリスやアイルランドの“バラッド”を歌うようなトラディショナル系のシンガーにも通じる歌唱。
いずれにせよメタルともパンクともまるっきり違う、KIYO個人の心象風景を(アンデルセンをモチーフに)描き出した1枚。
まさにソロ・アルバム。


『The Psyche』、本日リリース。
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DON KARNAGE/reminiscence

2018/04/03 23:24
画像2013年に札幌で結成されたハードコア・バンド。
竹林現動(zArAme)のプロデュースによる1stアルバム。

パーソネルはDaimei(ギター、ヴォーカル)、Shohei(ギター、ヴォーカル)、Reo(ベース)、Anabebe(ドラム)の4人。
レーベルの宣材には“カオティック・ハードコアの聖地・札幌で育まれた真の90's激情系継承者”とある。
しかし俺は彼らが影響を受けたと思われる“90's激情系”というやつを正直言ってあんまりよく知らん。
(具体的なバンド名を見ても、聴いたことないのの方が多かった)
なので、アルバムを聴いて勝手に思ったことを書く。

12曲(+α)で35分。
つんのめるようなリズムとギュルギュル渦を巻くようなリフで突き進んでいく、狂気と混沌のハードコア・サウンド。
“ギュルギュル”というのがミソで、単に尖ってるだけじゃなくてサイコティックなひねくれたセンスを感じさせる。
“つんのめるような”というのもやっぱりミソで、速いんだけどただ突っ走るだけじゃないひっかかりがあるのが良い。
ヴォーカルも叫ぶだけじゃなく、「falls」では語り風だったり。
「sailing」ではメロディックな歌唱を聴かせたりも。

部屋で繰り返し流しっぱなしにしていると、ふと「あれ?…俺、 今ナニ聴いてたんだっけ?」と思う瞬間が何度かあった。
激情系カオティック・ハードコアにとどまらず、ポスト・パンクとかポスト・ハードコアとかいわゆるオルターナティヴに通じる部分があり。
あとR&R色。
(激しいけどあちこちキャッチー)
コレは本当に門外漢の個人的な感想なんだけど、部分部分で連想したのはFUGAZIだったりCONVERGEだったり。
そして、つんのめるリズムとひっかかりのあるリフという点で、俺が思い浮かべたのは初期のFRICTION。
(いずれも似ているということではない。異論は幾らでも上等)

“真の90's激情系継承者”かどうかは、俺には判断しかねる。
ただ、本人たちはとにかく自分たちの音を鳴らそうとしているだけではないか、と想像する。
そしてそれは充分に成功しているのではないかと。
まあこの手のハードコアに関して俺が言うことはあんまりあてにすんな…と言いたいところだけど、クォリティの高さだけは断じて保証する。


『reminiscence』、4日リリース。
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RANGSTEEN@武蔵境STATTO

2018/04/02 21:07
画像1日。
1ヵ月ぶりのSTATTO。
前回はDJ、今回は客。
RANGSTEENの企画「BRICK BAT TRAFFIC!」。

フロアに入ると、DJ Die-sukeが景気よくスピン中。
「CLUB-D」でいつも会ってるのに、大抵途中で帰ってしまうんで、彼のDJは滅多に聴かないという(苦笑)。
前回のSTATTO同様、数年ぶり、十数年ぶりの再会多数。

一番手、ELADYSUN。
ベースがメインで歌い、ギターもちょっと歌うトリオ。
まったく知らないバンドだったけど、勢いのある日本語パンク/R&Rでカッコよかった。
「She Does It Right」「Slow Down」の日本語カヴァーでブチ上がる。
フロアは最初から十分に温まった。

二番手はOVER DRIVE。
5年ぶりくらいに観たと思う。
しかし、変わってない。
とりたてて新しくもなく、かと言って古臭くもならない、実にまっとうな(?)パンク・ロック。
メンバー3人の白、黒、赤という革ジャンの色の対比もナイス。
T-C☆Drive(ギター)の機材トラブルも御愛嬌(笑)。

三番手にMANDES。
元SUPERSNAZZのカナコがギターを弾いて歌う、フロント二人が女性のトリオ。
前から気になっていたが、初めて観ることが出来た。
カナコ、相変わらずの美人さん。
グラムやハード・ロックやガレージの要素を全部含むような、トータルなR&R。
カナコが着ていたAC/DCのTシャツが彼女らのスタイルをよく表していたようにも思う。
RAMONESばりの疾走曲もアリ。

トリ前が北海道からやって来たTHE KNOCKERS。
このバンドも名前だけずっと知っていて、実際に観たのは初めて。
かなりのキャリアだが、現在の3人編成になってからはまだ1年弱。
絶妙にやさぐれたパンク・ロック…に混じるブルーズ・フィーリング。
乱暴なようでいて実のところかなりよく練られたアレンジは、時々トリオだとは思えない音になる。
Fuck Youなアティテュードの一方で、単なる3コードのパンクには終わらない懐の深さ。
KNOCKERSとRANGSTEENが出演で、フロアに俺。
STATTOはこの晩、道民に実効支配されていたとも言える(笑)。

そして最後にRANGSTEEN(画像)。
ってか出演5バンド全部トリオかよ!
RANGSTEEN、メンバーとはたまにあちこちで顔を合わせていたのだが、ライヴとなるともう十何年ぶりか思い出せない。
しかし見た目もサウンドも以前と変わりなく。
音の方は変わりないどころか、むしろパワーアップしていたように感じた。
ジョニー・サンダースのスリージーさとRAMONESの速度を兼ね備えた日本語のスピードR&R。
熱狂的に盛り上がるフロア。
フロアと数cmしか違わないステージ…誰かが常にコージ(ギター、ヴォーカル)のマイクスタンドを支えているような状態。
こぼれた酒でフロアはびしょびしょ、しかもギターが天井に当たりでもしたか、気が付けば照明器具が1個床に落ちている。
(弁償かな…)
カオスの中、誰もが笑顔でライヴは終了。


いいイヴェントでした。
しかし武蔵境、やっぱり遠い。
(ってか俺が田舎なんだけど)
ちょっとは早めにハコを出てきたつもりが、結局湘南新宿ラインの終電で帰宅。
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