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zoom RSS THE COACHMEN/TEN COMPOSITIONS(1997)

<<   作成日時 : 2018/05/27 21:20   >>

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画像THE COACHMENと言えば、サーストン・ムーアが最初に参加したバンドとして知られるニューヨークのポスト・パンク・バンド。
当時新宿にあったBARN HOMESでこのアルバムを目にした時、何も確認せずにすぐ飛びついた。
したらサーストン抜きの新録だったという…。

オリジナルのTHE COACHMENは、1978年初頭から80年8月にかけて活動している。
当時のメンバーはサーストン・ムーア(ギター)、JD・キング(ギター)、ボブ・プーリン(ベース)、ダン・ウォルワース(ドラム)の4人。
活動当時にリリースはなく、88年になってデモ音源が発掘されている。
その頃にはサーストンがSONIC YOUTHで知られるようになっていたのは言うまでもないだろう。

で、このアルバムでのTHE COACHMENは1997年当時の新編成による新録音源。
メンバーはJD・キング(ギター)、ヴァレリー・ボイド(キーボード)、デイヴ・ウェイン(ベース)、シモン・クイック(ドラム)の4人で、オリジナル・メンバーはJDのみ。
JDは“ジミ・ヘンドリックス、TELEVISION、リンク・レイ、ソニー・シャーロック、ガボール・ザボの、神に見捨てられた弟子の生き残り”を自称。
アンサンブルの中心になっているのは新加入のヴァレリーで、ラリー・ヤングとマイク・ラトリッジに影響された一方、デイヴ・ブルーベックの熱狂的なファンという。
デイヴはヴァレリーによれば“何でも弾ける!”とのこと。
当時26歳だったシモンはイギリス出身の女性で、英国ジャズ・シーンで活動していたらしい。

サーストン・ムーア主宰のエクスタティック・ピースからのリリースなので、サーストンも1枚噛んでいるのは間違いないんだろうけど、彼の名前は何処にも見当たらない。
副題は“NEW FRONTIERS IN FREE ROCK”。
“フリー・ロックの新しいフロンティア”で“10の作曲”って、ちょっと意味がよくわからないような。
とりあえずメンバー全員にジャズからの影響があるのは間違いなく、曲によってはアーチー・シェップやスタン・ケントンに捧げられている。
一方で1966〜67年のガレージ〜サイケデリック・バンドの基本的なセットアップであるギター、ベース、ファーフィサ、ドラムという編成も意識しているそうで。
ますますよくわからないんですが。
更に、アーサー・チャイルズという人による『Somthin good』という詩集が添付されている。
(表紙と裏表紙に掲載された写真はデイヴ・ウェイン撮影)

実際に聴いてみると、“TEN COMPOSITIONS”ってホントかあ?…と思う。
多分10人中10人がそう思うのでは。
サイケデリックをはじめとして、インプロヴィゼーションをフィーチュアした音楽でよく“垂れ流し”という言葉が使われるが。
これほど垂れ流しな演奏ってなかなかないんじゃないかなー。
ほぼデタラメに聴こえるぞ。
JD・キングのギターはとりあえず思いっきり歪んでいるけど、彼が名を挙げた先人たちのようなキレは皆無。
ヴァレリー・ボイドのファーフィサを聴くと「マイク・ラトリッジに土下座して謝れ!」と思ってしまう(笑)。
デイヴ・ウェインのベースも「何も弾けないが故に“何でも弾ける”ということになるのだろうか…」などと禅問答的な思考が頭を巡る。
シモン・クイックのドラムも、ジャズ畑出身というよりは初めて叩いた素人みたいに聴こえるし。

そして、B面ラストの「Room Tone」。
訳すなら“部屋の音色”か。
無音のトラック。
ハッとなってクレジットを見ると、「Room Tone」の収録時間は4分33秒!
ジョン・ケージかよ!

自身のレーベルからコレをリリースしたサーストン・ムーアがこのレコードに何を見出していたのかはわからない。
多分ほとんどの人にとってゴミみたいなアルバムではないかと思うんだけど。
ただ、こんなモノが出てしまった、というその点はユニーク(?)だと思う。
あと、意識して積極的に聴かずにアンビエントとして流しっぱなしにしていると、意外とよい(笑)。
まあ、珍盤だよなあ。

バンドはその後もJD KING & THE COACHMEN名義でリリースがあるものの、流石に(?)買ってない(笑)。
ちなみにバンド名義をちょっと変えたのも、60年代風にしようという意図があったらしいが…。

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