7月は大森

CLUB-D.jpg6月・7月はDJお休みと言っていましたが、声がかかったので7月やります。
毎度御馴染み「CLUB-D」@大森AIN'T NO#です。


以下、某SNSより無断転載。


SOUTH TOKYO ROCK&DJ EVENT 「CLUB-D」 Vol.73
7.21(Thu)
大森AIN'T NO#
Open 19:00
Start 20:00
Close 23:00
Charge \1,000(1Drink込み)

大森AIN'T NO#
大田区大森北1-34-14 ツインビル1F(JR京浜東北線大森駅東口徒歩5分)
Tel:09041340191

アクセスマップ
http://never13never.at.webry.info/201107/article_7.html

DJ
Die-suke
Z
KIMI
あけきん
大越よしはる
HAMUSUKE
ジャンクエナジー

タイムテーブル
20:00〜20:25 大越
20:25〜20:50 ジャンク
20:50〜21:15 KIMI
21:15〜21:40 あけきん
21:40〜22:10 DJバトル
22:10〜22:35 HAMUSUKE
22:35〜23:00 Z
23:00〜 クローズ(Die-suke)

久々のジャンクエナジー先生登場です!今回も華麗なビフォーアフターを見せてくれるでしょう(笑)。プロレス部がZ書記長以外お休みなので、大人しめの回と言われないようにがんばりまーす(何を?)。
大谷晋二郎の募金も変わらずやります。皆さん遊びに来てねー^_^


以上。
例によって前座第一試合です。
何を回そうかな。
前回(https://lsd-blog.at.webry.info/202204/article_14.html)はシンプルなパンク・ロックで固めたんで、今回は違った趣向にする予定。
皆様、是非お越しください。

EL ZINE VOL.55

EL ZINE VOL.55.jpgはい、EL ZINE最新号です。


今回はノー・ウェイヴについて書きました。
山路編集長から少し前にリクエストされていたんだけど、少し間をおいて実現。
SUICIDE、QUESTION MARK AND THE MYSTERIANSからの流れとなる記事でもあります。
皆様、是非お読みください。


表紙と巻頭はRAW DISTRACTIONS。
他にも、メルボルンのTHATCHERS SNATCHのインタヴューとか。
(すげえバンド名だなー)
意外にも(?)初期THE OFFSPRINGの記事とか。
高知のパワー・ヴァイオレンス・バンドGODFREE HOのインタヴューとか。
(なんと結成20周年にしてようやくアルバム・デビューですって)
前号”ハードコア・ロシア”特集の続き・DISTRESSのインタヴューとか。
仙台で00年代に活動していたハードコア・バンドHILDOIDのインタヴューとか。
大阪のUSハードコア直系バンド・VIOLENT PIGZのインタヴューとか。
(個人的に非常に興味深い内容だった)
都内の女性ハードコア・バンド9991のインタヴューとか。
(写真見るだけでも超カッコいい)
今回も非常に読みごたえのある内容です。


EL ZINE VOL.55、25日発売。

SMACK/LIVE DESIRE(1986)

SMACK.jpgいつか紹介しようと思っているうちに、13年も経ってしまった。
フィンランドのR&Rバンドのライヴ・アルバム。

このアルバムを知ったのは、BURRN!でだった。
確か60点前後の評価だった。
しかしなんとなく気になった。
(以前紹介したDUMPY'S RUSTY NUTS同様。アレも確かBURRN!で59点ぐらいだった)
少し経って中古盤を発見。
980円ぐらいだったと記憶する。

SMACKは1982年結成。
当時のメンバーはクロード(ヴォーカル)、マンチュリア(ギター:元PAAT)、カーツァ(ギター)、シェリ(ベース)、ユッカ(ドラム)の5人。
クロードは当時16歳だった。
他のメンバーより10歳ほども年上だったユッカは84年に脱退し、2代目ドラマーとしてキンデが参加したバンドは同年『ON YOU』でアルバム・デビューを果たす。
その後カーツァが脱退してラネが加入し、85年にアルバム『RATTLESNAKE BITE』をリリース。
更にベーシストがシェリからジミに交代して、86年にリリースされたのが『LIVE DESIRE』だった。
この時点で、オリジナル・メンバーはクロードとマンチュリアの二人だけになっていた。

俺が買ったのはフィンランド盤のオリジナル(LP1枚)ではなく、フランスのハイ・ドラゴン・レコーズ(当時フランスでTHE CHERRY BOMBZなどを配給していた)からリリースされた、45回転12inch EPが付属した2枚組。
EPにはスタジオ録音が4曲収録されていた。

画像を御覧の通り、表ジャケットはモロにIGGY AND THE STOOGES『RAW POWER』風。
で、裏ジャケットはちょっとTHE STOOGES『FUN HOUSE』風。
(『RATTLESNAKE BITE』のジャケットもなんとなく『FUN HOUSE』っぽかった)
実際、IGGY AND THE STOOGES「Search And Destroy」をカヴァーしている。
カヴァーは他に、DESTROY ALL MONSTERS/DARK CARNIVALのナイアガラも取り上げていたTHE DOORS「Maggie McGill」とTHE ROLLING STONES「Paint It Black」。
それだけでバンドの方向性は何となく理解出来ると思う。

ただ、これまたジャケットを見てわかる通り、クロードの体形はイギー・ポップに較べるとかなりふにゃっとしている。
音の方もやはりというか、カヴァーした先達や同郷のHANOI ROCKSなどには到底及ばないB級ぶり。
とはいえ、ミドルでマイナー調の辛気臭いR&Rを中心としたオリジナル曲には何とも言えない味わいがあり。
その昔、このアルバムに収録された「Black Bird」(オリジナル・アルバム未収録のシングルB面曲)を”お好みテープ”に入れて、車の中で聴いていたのを思い出す。

バンドはその後1987年にアルバム『SALVATION』をリリース。
このアルバム、オランダでは当地のCBSからリリースされ。
それを受けてか、SMACKは続く88年のアルバム『RADICAL』で正式にCBSからメジャー・デビューを果たす。
しかし、そこまでだった。
89年にキンデが脱退。
新たなドラマーを迎えたものの、バンドは90年に解散している。

SMACK解散後、クロードはTHE FISHFACESで活動していたが、1996年9月22日に亡くなっている。
30歳の若さだった。
オリジナル・ドラマーのユッカ・マルヤラも、2002年10月29日に49歳で亡くなった。

SMACKの楽曲のほとんどを書いていたマンチュリアことミカ・マンテレは、何故かその後目立った活動がない。
オリジナル・ベーシストのシェリはSMILERやCAROLINEなどのバンドで、ギターのラネ・ライツィッカはTHE HANGMEN他で活動。
シェリ、ラネ、そしてキンデことキモ・レスキネンと2代目ベーシストのジミ・セロは、現在も活動している様子。

巨漢の退場

MORE.jpg先月22日に石井隆が亡くなっていたという。
うわー。
癌。
75歳。

山下ユタカ宅で観せてもらった『GONIN』に衝撃を受けたのは、そんなに昔のことではない。
確か〇〇〇〇の当時の新作映画のヴァイオレンス描写がヌルい、コレを観ろ、みたいな流れだったと記憶する。

漫画の方は『名美』ぐらいしか読んでいないと思うのだが。
21世紀に入る頃まで漫画も盛んに描いていたとは、全然知らず。


今月21日には、ケニー・コックスが。
死因は不明。
70歳だったはず。

MORE~MAMMOTHのギタリスト。
IRON MAIDENの初代ヴォーカリスト、ポール・デイが参加しているということで探したMOREの1stアルバム『WARHEAD』(1981年:画像)は、確か100円ぐらいで入手したと記憶する。
(80年代半ば…New Wave Of British Heavy MetalのB級どころのアルバムは、中古盤がほとんど捨て値で手に入った時代だった。VARDISの1stアルバムを100円で買った話は、昔このブログにも書いた)
THE CRAZY WORLD OF ARTHUR BROWN「Fire」のカヴァーに驚かされたっけな。

その後消えたと思ったら、ニッキー・ムーア(ヴォーカル:元SAMSON)、ジョン・マッコイ(ベース:元GILLAN)という巨漢ぞろいのバンド・MAMMOTHで復活していた。
メンバーがメンバーだから納得ではあったものの、「えらくポップになったなあ」という感想だったな。
再結成したMOREから脱退していた(リーダーだったはずだが…)と知ったのは、ずっと後のこと。

MOREのドラマーだったアンディ・ジョン・バートンも、昨年11月7日に亡くなっている。
NWOBHMを彩った人たちも、もう60代とか70代とかか。
それ以前からのキャリア組であるジョン・マッコイは72歳、ニッキー・ムーアは75歳という。

Renaissance

RENAISSANCE.jpgルネッサーンス!…じゃなくて(古い)、ルネッサンスはレオナルド・ダ・ヴィンチやダンテやボッカチオやボッティチェリやミケランジェロやラファエロなどで知られる通り、14世紀から16世紀にかけてイタリアを中心に起こった。
14世紀から16世紀…日本だと南北朝時代や戦国時代を含む室町時代、そして安土桃山時代。

しかし”Renaissance”というのはイタリア語じゃなくてフランス語。
(なのでブルボン朝風の芸名を持つ山田ルイ53世が「ルネッサーンス!」と叫ぶのは納得出来なくもない。もっともブルボン朝が権勢をふるっていたのは16世紀後半から18世紀後半なので、ルネッサンスとは時期がずれているが)
ギリシャ・ローマ時代の古典文化の精神に立ち返ろうという14~16世紀の”文芸復興”は、当時イタリアでルネッサンスと呼ばれていたワケじゃない。
19世紀フランスの歴史家・ミシュレがかつてのヨーロッパの文化運動に改めて名付けたのがルネッサンス。
だからフランス語。

そしてRENAISSANCE(画像)はイギリスのバンド。
キース・レルフらによる結成時、そしてアニー・ハズラムらを迎えた仕切り直しの時点でも、フランス人もいなければイタリア人もいない。
そんなバンドが、何故遥か昔のイタリアで起こった文化運動に付けられたフランス語の名前…を名乗るに至ったのだろうか。
Wikipediaを見ると、結成当初のバンドは"something together with more of a classical influence"を意図していたのだそうで。
”より古典的な影響と何かを一緒にする”?
”classical influence”を”クラシック音楽の影響”と解釈すれば、彼らがいわゆるプログレッシヴ・ロックに向かったのも納得だが。
”classical”=”古典的”というのがかつてのルネッサンスの精神=ギリシャ・ローマ時代の古典文化の復興を意味するのだとしたら、バンド名はそれこそまさに字義通りのモノだった、ということになる。

そのように思う根拠がないでもない。
ルネッサンスというのは、中世のキリスト教に根差した価値観から、個々の人間を解放しようとする、”人間中心の文化”だった。
それってビートニクやヒッピー以降の欧米の若者文化に通じないかな、と。

まあオリジナルRENAISSANCE結成当初の中心人物だったキース・レルフはとっくの昔にこの世を去っていて。
キースと一緒にRENAISSANCEの前身であるフォーク・デュオTOGETHERを結成したジム・マッカーティ(来月79歳!)にインタヴュー出来る機会でもなければ、本当のところはわからんけどね。


ところで我が家にはTVがないので、俺は山田ルイ53世が「ルネッサーンス!」と言うのを見たことがなく、ラジオで聴いたことしかない。
ルネッサーンス!

ROBIN TROWER/PASSION(1986)

ROBIN TROWER PASSION.jpgクリサリス・レコーズからドロップし、ジェイムズ・デュワーを擁する長く続いたバンドも崩壊したロビン・トロワー…が、メンバー交代を経て『TAKE WHAT YOU NEED』(1988年)でメジャー復帰する、その前のアルバム。

前作『BEYOND THE MIST』(1985年)はパスポート/ミュージック・フォー・ネイションズからで、この『PASSION』はTHE SEEDSで有名なGNPクレッシェンドから。
このアルバムを中古で入手した時、GNPが存続していたことにびっくりしたんだけど、今でも存続してるのね…。

編成は『TAKE WHAT YOU NEED』と同じ…ロビン・トロワー(ギター)、デイヴィ・パティソン(ヴォーカル:元GAMMA)、デイヴ・ブロンズ(ベース)、ピート・トンプソン(ドラム:元SILVERHEAD)の4人。
『TAKE WHAT YOU NEED』を紹介した時、ベースがシンセ・ベースみたいな…と書いたけど、デイヴは実際シンセ・ベースも弾いてたのね。
これまた『TAKE WHAT YOU NEED』同様、フランク・ザッパとの活動でも知られるロバート・A・マーティン(キーボード)と、若き日のニック・カーショウとFUSIONで活動し、のちにレニー・クラヴィッツやヴァネッサ・パラディとも仕事するレグ・ウェブ(キーボード)がゲスト参加。
大半の曲をロビンとデイヴが書いた『TAKE WHAT YOU NEED』に対して、『PASSION』では3曲でレグがソングライティングに関わっている。

『BEYOND THE MIST』にはまだあった、もわっとした幽玄な感じ…が希薄になったのは、デイヴィ・パティソンが歌うようになったこのアルバムから。
「Caroline」とかタイトル曲とか、なんか産業ロックっぽい。
(もちろん、ソングライティングに関わっていないディヴィの責任ではなく、当時のロビン・トロワーの目指す方向だったのだろう)
とはいえ、随所でロビンらしいギターが聴けるし、インストゥルメンタル「Night」なんかはいかにもという感じ。
(仮にも?ギター・ヒーローのロビンだが、インストゥルメンタルは意外なまでに少ない)

一方で、デイヴ・ブロンズが歌っていた『BEYOND THE MIST』ではわりと薄かったブルーズ・ロック色は、デイヴィ・パティソンが歌うようになって再び濃厚に。
コレはやはり、両者の声質の違いだろう。
(デイヴはちょっとスティングみたいな?声だった)

販売網の弱い小レーベルのリリースだった『BEYOND THE MIST』がロビン・トロワー史上初めて(!)全米チャート入りを逃したのに対し、『PASSION』は全米100位と健闘。
クリサリス時代最後のアルバム『BACK IT UP』(191位)や、アトランティック初作『TAKE WHAT YOU NEED』(133位)よりも高順位。
ってかこの頃までのロビンってアメリカで人気あったんだなー。

まあ『IN THE LINE OF FIRE』(1990年以降チャート入りすることこそなくなったものの、ロビン・トロワーは77歳の現在に至るまでコンスタントにリリースを続けている。
元気だなー。

Dancer

MICHAEL SCHENKER GROUP ASSAULT ATTACK.jpg森鴎外の「舞姫」って、高校の時の教科書に載ってたんだっけ?
大学に入ってからも読み直して、大好きなお話なんだけどさ。
日本の官僚機構の中で、軍医としての最高位である陸軍軍医総監にまで登り詰めることになる鴎外が、欧州留学を経て体得した近代的自我との相克をあらわにした一篇。
愛人エリスを見捨てて帰国する主人公が、一方で宮仕えの道を失わずに済む手立てを与えてくれた友人を恨むような書きぶり。
そんな自分の醜さや葛藤を包み隠さないその作風。
(作家にしてエリート官僚という美名のもとに包み隠した部分も多かったに違いないが。エリスのモデルとなったドイツ人女性が実際に日本まで追っかけてきたというのは、黒歴史となったろうか)

で、思い出すのが村下孝蔵の名曲「踊り子」だ。
”つまさきで立ったまま”という歌詞からして、バレリーナのことが歌われていると思われ。
「舞姫」のエリスはバレリーナではなかっただろうから、直接的に「舞姫」とは関係ないんだろうけど。
しかしこの曲を聴くと「舞姫」を思い出さずにいられない。
…と思ってネットで検索してみたら、同じようなことを考えている人が予想以上に多くてビビった。


ロック界で「舞姫」とか「踊り子」と言ったら、THE MICHAEL SCHENKER GROUPの「Dancer」でしょうかね。
「舞姫」や「踊り子」と違って、悲恋の匂いは全くないが。
歌詞からすると、やはり彼女はバレリーナのよう。
ただしバレエにはあんまり適性がなさそうな。
繰り返される”She's got a good voice”からしてもそうだよね。
バレリーナは歌わないもの。

「Dancer」が収録されたアルバム『ASSAULT ATTACK』(1982年:画像)は、俺が初めてグレアム・ボネットの歌唱を聴いたALCATRAZZから遡って聴いた。
正直、期待外れだった。
確かにヴォーカルもギターも超絶ながら、全体に妙に明るくて、ALCATRAZZの「Hiroshima Mon Anour」とか「Jet To Jet」みたいな曲が入ってるワケじゃなかったから。
結局THE MICHAEL SCHENKER GROUPというと、いまだにゲイリー・バーデン…となってしまう自分がいるワケですよ。
あんなに下手糞なのにね…。