「TEQUILA & BEER」@新宿red cloth

画像19日。
あちこちで興味深いイヴェントが開催されていたが、体はひとつしかなく金もなく。
4ヵ月ぶり、今年2回目のred cloth。
開演予定時刻直前にフロアへと。

演奏スタートは定刻の約10分後。
一番手、AKABANE VULGARS ON STRONG BYPASS。
中性的なルックスの女性3人組。
3人とも赤いシャツを着ているのだが、柄が全員違うのがなんだかナイス。
ブルーズやパブ・ロックの影響を匂わせつつも、パンク/ニュー・ウェイヴ経由と思われるダークさが色濃いR&R。
2曲目にTHE ANIMALSでお馴染み「The House Of The Rising Sun」とは、こりゃ渋い。
(発音は改善の余地アリと思われ)
独特のムードを持った、なかなかカッコいいバンド。
全然ノーチェックだったけど、10年くらいやってるそうで。

二番手はThe Wasteland Joe Candles。
曲によってヴォーカリストがギターを弾いたり弾かなかったりの革ジャン4人組。
短髪に口ヒゲにサングラスのヴォーカリストの両側に、ロン毛でやたらと細いギタリストとベーシストが立つ。
ギタリストはテレキャスターにカールコード。
…という見た目からは音楽性がまったく想像出来なかったのだが、ヴォーカリストが時に朗々と歌い時にガナる、やけに熱い感じのR&R。
めんたいロックとHOUND DOGが正面衝突したみたい、というか(?)。
ヴォーカルは熱いを通り越して時々暑苦しい。
サングラスは1曲で外してしまったが、口ヒゲはかわいらしい童顔をごまかすため?
ともあれまっすぐな勢いには好感が持てます。
こちらはチャック・ベリーの「Rock And Roll Music」をカヴァー。

トリ前、MUSTANG JERX。
2011年12月に今は亡き新宿CLUB DOCTORで観て以来、実に6年ぶり。
しかしあの時と同じ3人が奏でるR&Rに、ブランクはたちまち埋まった気がした。
高森(ギター、ヴォーカル)は昔と変わらず最初から上半身裸でスライドをギュインギュイン唸らせ、ジャンプと共に次の曲に切り替わる相変わらずのアクション。
利果(ベース)は…随分上手くなった。
そりゃそうだ…バンド加入当時は限りなく初心者に近かった彼女も、来年でもう在籍10年になるというんだから。
一時期100kg近かったはずのマグ(ドラム)は随分痩せていたが(80kg切っているそうで)、パワフルでありながら小技も切れるドラミングは健在。
ワンタムにカウベルというシンプルなキットで多彩に叩きまくる。
そして相変わらず高森にいじられる(笑)。
利果加入後、より粘っこく黒っぽい方向に傾いていたこともあったMUSTANG JERX、久々に聴いた限りではブルージーながらも熱く激しいR&Rに回帰した感があり。
バンド史上でも最も長く安定したラインナップ、今後も末永く頑張ってほしいモノです。

そしてトリがTHE ALLIGATOR BLUES。
8月に観た時同様、ギターとドラムの二人だけで超ホットにキメる。
The Wasteland Joe CandlesともMUSTANG JERXともまた違った熱さ。
ジョン・スペンサーとかの影響じゃなく、日本のロックや歌謡曲と黒人のブルーズの影響を直接混ぜ合わせることで出来上がったロッキン・ブルーズ。
…で、ワニーこと小池のギターと歌を中心に据えつつ、ドラマーが交代する毎にちょっとずつ違ったノリで聴かせてきたALLIGATOR BLUESだが。
現ドラマーのベニーとの組み合わせが歴代ラインナップの中でもベストなのは間違いないだろう。
(ベニーは今もってALLIGATOR BLUESのメンバーというよりもメインのサポート・ドラマーというポジションみたいなんだけど)
ドラマーとしてのタイプは全然違うものの、マグ同様にシンプルなキットで素晴らしいグルーヴを叩き出す。
フィルインのセンスがちょっとキース・ムーンっぽいことに、改めて気付いた。
(モッズ・バンドTHE HIGHで知られる彼のこと、当然と言えば当然)
ともあれこの晩も猛然とぶっ飛ばすブギー「Love You Tender」で絶好調に盛り上がった。
オーディエンスはちょっとおとなしめ…というか、平日ということもあるんだろうがお客さんそんなに多くなかったのは残念。


用事で朝から出かけていて、昼からは何も食ってなくて。
日中は過ごしやすかったのに、夕方以降の気温低下と風。
寒さと空腹で震えながら帰宅したのは日付が変わってからのことでありました。

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