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zoom RSS AMON DUUL/DIE LOSUNG(1989)

<<   作成日時 : 2018/08/30 23:58   >>

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画像少し前にオリジナルAMON DUULの編集盤『DISASTER』(1972年)を紹介したが。
こちらはAMON DUULはAMON DUULでも60年代のAMON DUULではなく、80年代に“AMON DUULを名乗って活動していたバンド”。
紛らわしいね。
当時はあのレコードコレクターズですら、このAMON DUULがオリジナルのAMON DUULと混同して紹介されていた。

AMON DUUL Uがアルバム『VORTEX』(1981年)を最後に消滅したのと入れ替わるようにして登場した、“新たな”AMON DUUL。
その実態は、かつてAMON DUUL Uの中心メンバーだったジョン・ヴァインツァール(ギター)と、初期AMON DUUL UのメンバーでHAWKWINDにも在籍したデイヴ・アンダーソン(ベース)だった。
このアルバムは俗に“AMON DUUL UK”とも呼ばれるバンドの3rdアルバム。
1989年…ジャケットに“THE CD LABEL”と大書されているのが時代を感じさせる。

ジョン・ヴァインツァールは“ペンギン”、デイヴ・アンダーソンは“ホーク”とクレジットされている。
実際このバンドが1982年にリリースした1stアルバムは『HAWK MEETS PENGUIN』というタイトルだった。
で、他の参加メンバーが実に興味深い。
ギターはジョン以外に、THE GROUNDHOGSのトニー・マクフィー(!)とOZRIC TENTACLESのエド・ウィン。
エドはこのアルバムのプロデュースも担当している。
当時CDデビュー前後だったOZRIC TENTACLESはこの頃HAWKWIND主導のベネフィット・アルバムに参加していて、やはりこのあたりとのつながりが密だったのだなと感じさせる。
(ってか、アルバム・デビューするかしないかの時点でプロデュースを任されているとは)
シンセサイザーとパーカッションも、当時OZRIC TENTACLESのメンバーだったジョーイ・ヒントンとマーカス・ディエス。
当時の俺は件のベネフィット・アルバムでOZRIC TENTACLESの名前を知ったばかりだったので、その後ビッグ(?)になるとは予想もしていなかった。
シンセはもう一人、このバンドの2ndアルバム『MEETINGS WITH MENMACHINES UNREMARKABLE HEROES OF THE PAST』(1983年)からのメンバーだったミック・チェットウッドという人が担当。
そしてドラムはVAN DER GRAAF GENERATORのガイ・エヴァンス(!)と、当時GROUNDHOGSのドラマーだったミック・ジョーンズ。
トニーとミックの参加は、この頃デイヴがGROUNDHOGSに在籍していた縁だろう。

一番びっくりしたのは、“スペシャル・ゲスト”としてロバート・カルヴァート(元HAWKWIND)がヴォーカルに迎えられていたことだ。
ヴォーカリストとしてはもう一人、ジュリー・ウェアリングという女性が参加。
ジュリーは『MEETINGS WITH MENMACHINES UNREMARKABLE HEROES OF THE PAST』にも参加していたシンガーだが、彼女はその後デイヴ・アンダーソンと共にロバートのアルバムにも参加している。
その縁でロバートが引っ張り出されたのかも知れない。
ただ、ロバートはこのアルバムのリリース前、1988年8月に亡くなっている。
なので、このアルバムは多分(同じ89年に続いてリリースされた4th&ラスト・アルバム『FOOL MOON』と並び)、ロバート生前最後のレコーディングだと思う。

さて、30年近く前にこのアルバムを初めて聴いた俺がどう思ったか。
当時ファンジンで書いた記事が今でも手元にある。
曰く“冗漫なハード・ロックに終始している”。
あ〜…わかってなかったなー…。
今では全然OKです。
どの曲で誰が叩いているのかクレジットされていないんだけど、腰の据わった歯切れの良いドラムに乗せて、スペーシーなシンセとイイ感じに歪んだギター。
そして晩年のロバート・カルヴァートの、絶唱としか言いようのないヴォーカル。
同時期のHAWKWINDあたりと並び、80年代末ならではのアシッド・ロックを追求したかの1枚に仕上がっている。

ジョン・ヴァインツァールは21世紀に入ってAMON DUUL Uに復帰。
デイヴ・アンダーソンはその後どうしてるかよくわからない。

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