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zoom RSS RICHARD STRANGE/DOCTORS OF MADNESS@高円寺GREEN APPLE

<<   作成日時 : 2018/09/23 23:58   >>

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画像23日。
英国プロト・パンク勢の中でも一際尖った音で異彩を放っていたDOCTORS OF MADNESS。
2003年以降何度も来日していて、特にここ3年は毎年来日。
しかし俺は最初の2回(03年と04年)しか観に行ってなかった。
オリジナル・メンバーである“キッド・ストレンジ”ことリチャード・ストレンジ(ヴォーカル、ギター)とアーバン・ブリッツ(ヴァイオリン)が一緒に来たこともあったが、今回はリチャードが一人で来日し、ソロのセットと、リチャード/DOCTORS OF MADNESSを招聘し続けてきたSISTER PAULとの3人でのDOCTORS OF MADNESSのセットで演奏。
(リチャードの奥さんも来ていたそうだけど、先に帰ったんですって)
計14回だか15回だかの公演日数で、日本滞在は3週間。
一介のインディ・バンドがオーガナイズする海外ミュージシャンのツアーとしては、かなり異例では。
で、仕事がある程度片付いたのをいいことに、極貧にも関わらず行ってきましたよ。
以下、酔いのため記憶は曖昧。

高円寺GREEN APPLE。
もの凄くちっちゃいハコ。
ステージとフロアに段差はない。
こんな狭いハコでDOCTORS OF MADNESSを観られるとは。
リチャード・ストレンジと14年ぶりの再会。
初来日の時にインタヴューした俺を、リチャードは覚えていてくれた。
(少なくとも顔は。名前までは思い出さなかっただろうな)
14年のブランクが一気に埋まる。
他にも久しぶりの人たちに会う。

そうこうするうち一番手のIrisが登場。
ガット・ギターの弾き語りで、フランス語の曲を中心に歌う女性シンガー。
とっても美人さん。
ルー・リード「Walk On The Wild Side」、THE VELVET UNDERGROUND「After Hours」カヴァーも交え、フロアで聴いていたリチャード・ストレンジも御満悦。

二番手がIllls。
“イルズ”と読むそうで。
細くてサングラスをかけた、若い頃のパティ・スミスと森田童子をミックスしたような(?)女性ヴォーカリストをフィーチュアした4人組。
70年代風のRAWなパンク・ロックがカッコいい。
3曲目だったか、ヴォーカリストがギターを提げて、ブライアン・イーノ「Needles In The Camel's Eye」のパンキッシュなカヴァー。
思わず椅子から立ち上がる。
ラストはパティ・スミス「Rock n Roll Nigger」。
個人的に超盛り上がっただけでなく、リチャード・ストレンジも「レコード出してないの?」と言っていた。

三番手、約半年ぶりに観るMONE\i$GOD。
出演ラインナップの中では異質な感じ。
しかし短いセットの中で、盛り上げて見せた。
モトイ(ギター)加入後のMONE\i$GODは、すり潰し系重剛ポスト・ハードコアの中に、ダンサブルとさえ言えるアッパーな楽曲を挟み込む。
しかしどんな曲でも炸裂するカンの天然ディストーション・ヴォーカル。
しゃあみん(ベース)と平野勇(ドラム)のテクニカルなリズム・セクションに、ハコが何処だろうがいつもの異音を紡ぎ続けるモトイのギター。
“NO NEW YORK”時代のニューヨークでソロ活動していたリチャード・ストレンジにも響いた様子。

四番手は古明地洋哉。
(なんて読むのかわからなかった)
寂寥感も漂うギター弾き語りのフォーキーなシンガーソングライター。
しかしトリのDOCTORS OF MADNESSにきっちり寄せて来ていた。
(「Afterglow」をカヴァー。リチャード・ストレンジ大喜び)
日本語の曲でもリチャードは手でリズムを取り、興味深そうに聴いていた。
イヴェントの進行は巻きだったが、歌い終えるとすぐに譜面をめくって次の曲に入ることが多かったのは、巻き進行で次のSISTER PAULに少しでも長く演奏してもらいたかったからだろう。

そして五番手に主催のSISTER PAUL。
3年ぶりに観たと思う。
1曲目「Blowin' In The Wind」ではベースの音がほとんど聴こえず、ドラムと二人のヴォーカルだけという感じだったが、すぐに持ち直す。
20分に満たない短いセットで、「ハローベティちゃん」も「Saturday Night」もなし。

SISTER PAULの演奏前に、リチャード・ストレンジのソロ用のセッティングが済んでいて、SISTER PAULと入れ替わりで青いスーツのリチャードが登場。
ソロ・セットはアコースティック弾き語りとかではと思ったが、ストラトを手にして椅子に座ったリチャードはバック・トラックに乗せて、時にはギターを弾かずに歌うことも。
ソロ・デビュー当時のステージがバック・トラックを用いたカラオケ状態だったということを思えば、驚くべきではなかったか。
プロジェクターでステージ後方に映し出された映像も、ノートPCを用いて自ら操作。

ソロ・セットは意外と短く、Susumu(ベース、ヴォーカル)とMackii(ドラム、ヴォーカル)というSISTER PAULの二人が登場してDOCTORS OF MADNESSのセットに突入する。
あのツィッギーがDOCTORS OF MADNESSを紹介するレアな映像から間髪入れず「Doctors Of Madness」が始まり、以下「Triple Vision」、そして「Marie And Joe」や「Suicide City」など、名曲が次々と連発される。
「Afterglow」も「Mainlines」も「Sons Of Survival」も。
「Back From The Dead」以外は、聴きたい曲全部聴けた。
(「Triple Vision」の時点で泣きそうになった)

画像の通り、序盤のリチャード・ストレンジはイギリスから持参した“KIDギター”を使用。
コレが実に硬くてパンクな音を出す。
途中からはストラトに持ち替えたが、歌もギターもリチャードに衰えがないことに驚いた。
もう60代後半のはず…しかし14年前と見た目もそれほど変わらず、自身のギター1本でヴァイオリンもいない、これまでの来日でも一番シンプルな編成のはずなのに、歌いながらバリバリギターを弾き、ハンディは感じさせず。
スピードとスリルとデカダンス…とは、俺が20年近く前にSISTER PAULに献上したキャッチコピーだが、それを70年代から演っていたのがDOCTORS OF MADNESSだった。
そしてそれは今でも健在。
今改めて、DOCTORS OF MADNESSがSISTER PAULの楽曲に与えた影響をも意識したり。
MCでは、2ndアルバム『FIGMENTS OF EMANCIPATION』(1977年)をプロデュースしたジョン・レッキー(その後THE STONE ROSESなどを手掛けて大物に)を迎えて来年新作を出すとアナウンスされ、オーディエンスを驚かせる。
実際、新曲も披露されていた。
この21世紀にDOCTORS OF MADNESSの新作…。

本編ラストは「Waiting」…MONE\i$GODのカンはステージで繰り出されるスピード・ナンバーの数々を、Mackiiのドラムのせいで速くなっていたのではと思ったらしいが、いやいや、どの曲もレコードとほとんど同じテンポです。
それにしてもコレが1976年の曲とは…。
当時のどんなロックとも違う、異質なスピード感。
(一番近いのは、やはりというか一時期DOCTORS OF MADNESSに参加していたデイヴ・ヴァニアンの初期THE DAMNEDでは)
SusumuとMackiiがステージをハケるとリチャード・ストレンジは3rdアルバム『SONS OF SURVIVAL』(78年)の名曲「Kiss Goodbye Tomorrow」を歌い始め(また泣きそうになった)、それがアンコールかと思ったんだけど。
リチャードが最後の一音をラウドに鳴らすと、SusumuとMackiiが再び登場して「Into The Strange」。
狭いフロアを埋め尽くしたオーディエンスの熱狂的な反応の中、ライヴ終了となった。


終演後のリチャード・ストレンジは、「See You Next Year!」と100回ぐらい言っていたと思う(笑)。
招聘するSISTER PAULは大変だと思うけど(苦笑)、実現を願ってやまない。

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