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zoom RSS PAT BENATAR/CRIMES OF PASSION(1980)

<<   作成日時 : 2018/11/15 23:45   >>

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画像パット・ベネターを初めて知ったのは、洋学を聴き始めて間もない頃、「Love Is A Battlefield」がヒットした時だった。
ライヴ盤『LIVE FROM EARTH』(1983年)に追加収録されたスタジオ録音。
全米5位。
(アルバムも13位のヒット)
今にして思えばえらくダンサブルな曲だったが、パットの迫力あるヴォーカルは、当時の俺にとってハード・ロックそのものだった。

そこで学校の先輩(先日のMETALLICAの話に出て来たのと同一人物)が持っていた3rdアルバム『PRECIOUS TIME』(1981年)を借りた。
なんか、えらくポップ。
しかしそのアルバムこそがパット・ベネターにとって初めての(そして唯一の)全米1位となったアルバム。
…ということはずっと後になってから知ったのだが。

そんなワケで、『LIVE FROM EARTH』以前のパット・ベネターのアルバムは全部後追い。
この2ndアルバム『CRIMES OF PASSION』も然り。
1stアルバム『IN THE HEAT OF THE NIGHT』(1979年:全米12位)に収録された「Heartbreaker」(全米23位)と並ぶパットの代表曲「「Hit Me With Your Best Shot」(全米9位)を知ったのは、「ベストヒットUSA」だったと思う。
露骨にセクシャルな歌詞に「うおお」と思った。

パット・ベネター。
ポーランド移民の娘として1953年に生まれる。
“ベネター”は最初の夫の姓。
彼女はその姓をステージネームとして使い続けた。
銀行員を辞めて歌手を目指したのが71年。
初のシングルをリリースしたのが74年。
アルバム・デビューの時点で既に26歳と、かなり遅咲きだった。

しかし長い下積みを経たパット・ベネター、そのパワーとテクニックを兼ね備えた歌唱でたちまちスターになる。
そんな彼女に初のグラミー賞をもたらしたのがこの『CRIMES OF PASSION』。
プロデュースは当時のヒット・メーカー、キース・オルセン。
とにかくパワフル。
その上テクニカルで、何でも歌えちゃう。
『IN THE HEAT OF THE NIGHT』ではTHE ALAN PARSONS PROJECT(!)のカヴァー、『PRECIOUS TIME』ではPAUL REVERE & THE RAIDERS(!)のカヴァー。
ところがハード・ロック寄りのパワフルな女性シンガーというイメージを崩さないまま、器用貧乏にならない器用さで何でも歌いこなす、とんでもない実力の持ち主だった。
『CRIMES OF PASSION』では、なんとケイト・ブッシュの「Wuthering Heights」(!!)をカヴァー。
しかもケイトのオリジナルとまるっきり違ったアレンジで(そりゃそうだ、バックはリック・デリンジャー周辺の、本当に生粋のアメリカン・ロックな人たちばかり)、見事に自分のモノにしている。
すげえ。
このアルバムからは「Hit Me With Your Best Shot」以外にも、「You Better Run」(全米42位)、「Treat Me Right」(全米18位)という小ヒット/中ヒットが生まれている。

その後パット・ベネターのサウンドはポップさを増し。
「Invincible」(全米10位)のヒットを生んだ『SEVEN THE HARD WAY』(1985年:全米26位)以降は30年以上まったくチェックしていなかったのだが。
2003年の『GO』(全米187位)を最後にアルバムこそ出していないものの、彼女は65歳の現在も精力的なツアーを続けているという。

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