HELLCRASH/KRVCIFIX INVERTOR

HELLCRASH.jpgイタリアのスラッシュ・トリオによる1stアルバム。

HELLCRASHは2013年、リグーリア州ジェノヴァ県の観光地として知られるサンタ・マルゲリータ・リグレで結成されている。
メンバーはヘルレイザー(ヴォーカル、ギター)、スカルクラッシャー(ベース)、ナイトキラー(ドラム)の3人。
VENOM、BULLDOZER、SLAYERの影響を標榜し、歌詞の題材は一貫して”Hell”とか”Satan”とか”Destruction”とか。
13年から15年にかけてデモやスプリットをリリースした後、17年から19年にかけていったん表立った活動を停止するが、その間に新曲を書きためていたらしい。
そうして20年10月からレコーディングされていたのがこの1stアルバム。

SLAYERの『SHOW NO MERCY』を連想させるジャケット。
初期のSODOMを思わせるメンバーのステージネーム。
(SODOMやDESTRUCTION、それにBATHORYやPOSSESSEDも聴きまくっていたに違いない。ルックスも気合入っている)
そして「War Against Christ(Satan Or Die)」「Evil Executioner」「Hordes Of Satan」「Into The Necropolis」「Satanic Heresy」「Raped By Satan」(!)「Mephistopheles」…といった曲名のセンス。
音を聴く前から期待は高まる。

で、音の方は、まさに期待を裏切らない。
コレは…初期VENOMあるいはBULLDOZERそのものではないですか。
21世紀のバンドとはおよそ信じがたい、ノイジーでダーティーでイーヴルなオールドスクール・スラッシュ・メタル。
ヴォーカル担当がギタリストじゃなくてベーシストだったらもっと良かったね、というぐらいの(笑)。

そして、単にVENOMやBULLDOZERの焼き直しにとどまらない個性も、もちろんある。
特徴的なのは、曲が長めなこと。
大半の楽曲が5分以上あり、インストゥルメンタル・パートを展開させる。
当然ながら(?)それほどテクニカルなバンドではないので、展開と言ってもプログレッシヴ・メタルみたいにはならないが。
VENOMの『AT WAR WITH SATAN』みたいにLP片面1曲とかではないものの、初期のVENOMやBULLDOZERのような、パンキッシュな突進力による一点突破というスタイル…とはまた違った持ち味を獲得している。

課題を挙げるとすれば、例えば初期のVENOMにあった「Witching Hour」や「Black Metal」のような、1回聴いたら覚えてしまうレベルの名曲がない、というところだろう。
しかし、それを差し引いても、今年の年間ベストの候補に挙げて良いアルバムだと思う。
大推薦。

国内盤はボーナス・トラック2曲追加で、500枚限定ナンバリング入り。
『KRVCIFIX INVERTOR』、21日リリース。

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