GARADAMA/GARADAMA 1(2000)

GARADAMA.jpg”大阪の奇跡”SUBVERT BLAZEの登場は衝撃的だった。
バブル真っただ中の1990年に、真ん中分けの長髪にヒゲにベルボトムという時代錯誤な姿で(しかも大阪から)現れた3人組が、CREAM meets BLACK SABBATHみたいな音楽を聴かせたのだから、それはもう驚いた。
しかしSUBVERT BLAZEは続かず。
『SUBVERT ART』(90年)と『SUBVERT ART Ⅱ』(92年)のアルバム2枚で解散してしまった。

バンド解散後、藤原弘昭(ベース)と岡野太(ドラム)の名前をあちこちで見かける一方で、柿木義博(ギター、ヴォーカル)の動きは伝わらず。
『SUBVERT ART』から8年経って、柿木はようやく戻ってきた。
それがGARADAMAだった。

SUBVERT BLAZEと同じトリオ編成だったが、やっていることは当然ながらかなり違っていた。
いきなり飛び出す、初期AMON DUULの未発表音源みたいな(?)轟音。
サイケデリック/ハード・ロック色が強かったSUBVERT BLAZEに対して、GARADAMAはスラッジ/ドゥーム。
どちらもBLACK SABBATHからの影響を感じさせる点では共通していたものの、GARADAMAはSUBVERT BLAZEよりもはるかに遅く重くやかましく。
ノイズの塊のような音を投げつけてくる。
SUBVERT BLAZEがCREAMとBLACK SABBATHだとしたら、GARADAMAはBLACK SABBATHとCATHEDRALにSWANSとEYEHATEGODもぶち込んだみたいな。

SUBVERT BLAZEに較べると随分とっつきづらい音…と思ったが、一方で中毒性のある音でもあった。
全7曲中、7分超の曲が2曲ある一方で、4曲は5分以内と、拷問のように引きずり続けるのではなくコンパクトな作りなのもよかった。
(録音も良い)
途中にいきなり「Everything Is Nothing」のように抑揚と勢いのある曲を突っ込んでくるのもナイス。

それにしても寡作。
この1stアルバムの後、『GARADAMA Ⅱ』(2006年)、『GARADAMA Ⅲ』(15年)と、この21年でアルバム3枚しか出していない。
3rdアルバムが出てから、今年で6年経つ…。