マリア観音@下北沢CLUB Que
多分10年ぶりぐらいのCLUB Que。
で、1ヵ月ぶりのマリア観音。
前回新大久保EARTHDOMで観たのは1年10ヵ月ぶりだったが、今度は1ヵ月しか間が空かなかった。
前回(https://lsd-blog.at.webry.info/202110/article_24.html)に続いて、ワンマンライヴ。
ただし恒例の昼公演ではなく、開場が16時50分、開演が17時35分、終演が19時55分という。
定刻の5分押し程度で開場。
早々にフロアに入り、ビールを飲みながらステージを見上げる。
新大久保EARTHDOMなどではステージ前に置かれている木幡東介(ヴォーカル他)のドラムセットが、ここではステージ右端に収まっている。
それにしても、俺がこれまでにマリア観音を観たEARTHDOMや四谷OUTBREAKや代々木Barbaraに較べても決して狭くはないはずのCLUB Queのステージが、機材で埋め尽くされている。
今回もa_kiraの機材は要塞みたいだし(見たところキーボードが5台)、銅鑼やらギターやら、何よりドラムセットが二つもあるワケで、どう見てもメンバー6人ぐらいいるバンドのステージみたいな…。
ともあれこの日は配信も行なわれ、ステージ周辺にはたくさんのカメラが。
前説があって、17時40分頃にメンバーが登場。
木幡東介と木幡明子(ベース)はステージの前を通って上がって行った。
前回のワンマン同様、木幡明子とa_kira(キーボード)はヒョウ柄のトップス。
平野勇(ドラム)も虎柄で、どうやら示し合わせて衣装のテイストを統一している様子。
(木幡東介はまた全然別の格好だが…)
1曲目から木幡東介がギターを、平野勇(ドラム)がマレットを手にして、インストゥルメンタルから歌へと。
「羽衣蝶の詩」。
俺がライヴでこの曲を聴いたのは初めてだったはず。
a_kiraはハモンドからピアノ、そして向かって右側にあるもう1台のキーボードでもオルガン系の音色と、次々に場所を移りながらプレイを続ける。
木幡東介がギターを置いてマイクを手にすると「冬の蝶」。
a_kiraがリリカルなピアノを聴かせる。
2曲とも10分程度。
MCで木幡東介が”狸の歌”だと説明した「帰らぬ人」は「義眼」へとつながる。
(だったと思う)
木幡東介のコルネット・ソロをa_kiraのピアノがバックアップし…珍しく歌に入り損ねる。
改めてタイミングを合わせながら歌が始まり。
この曲でもa_kiraは右側のオルガンからピアノへ、ハモンドへ、そして機材の中央一番高いところにあるヴィンテージっぽいモーグへと、忙しく動き回る。
そして木幡東介がドラムへ。
ピアノをバックにしたベースとドラムの応酬。
もの凄い緊張感の演奏は、木幡東介のハイハットがカチャーンと開いて終了。
約20分の熱演。
木幡東介が再びギターを手にして「犬死に」。
a_kiraはモーグのソロを披露したり、奇妙なフレーズを展開するギターとユニゾンを聴かせたり。
約40分演奏して、20分ほどの換気タイム。
俺はこの間にトイレに行ったりビールを買ったり、周りの人と話したり。
久しぶりにお会いする人が何人かいた。
やがてメンバーが再登場。
木幡東介と平野勇は着替えている。
前半、何か違うと思ったら、木幡東介の眼鏡がいつもと違っていたことに、遅まきながら気付く。
後半では御馴染みのティアドロップのサングラスになっていた。
「静かな夜」から「絶滅」へ。
(だったと思う)
ここでもモーグのノイジーなサウンドが印象的。
そしてMCで木幡東介が”モテない男の悲しい恋の歌”と説明する「薄羽蜉蝣」。
ギターを手にした木幡東介が、他のメンバーと慎重にタイミングを合わせるようにして弾き始める。
前回のライヴ同様、木幡東介のジャジーなギター・ソロとa_kiraのメロトロン音炸裂。
約30分演奏してライヴ本編が終了。
前回のワンマンライヴで木幡東介は、その時のアレンジの方向性は次のワンマンで完成する予定、みたいなことを言っていたが、実際には完成どころか全然違うじゃねえか、となった。
後編の曲順こそ前回と同じだったものの、演奏はまるっきり違っていたし。
(もっとも、マリア観音のライヴで同じ曲を同じ演奏で聴かされたことは一度もない)
アンコール時のMCでは木幡東介もはっきり”実験”と言っていた。
そして今後の実験の方向性は、80年代英国ハードコアとシャンソンの融合を目指すのだそうだ(笑)。
そしてアンコールは平野勇の威勢のいいドラムから始まる「川鼠」。
(「刺生活」含む)
複数の鍵盤類の間を行き来するa_kiraのプレイをバックに、木幡東介はシンバルを打ち鳴らしコルネットを吹き、そしてドラムへ。
そこからしばらくの演奏は、完全にジャズのピアノ・トリオ。
白人由来のロックの8ビートに「またこの譜割りか…!」とうんざりさせられるという木幡東介だが、一方黒人のジャズの深奥にあるバーバリックなグルーヴ感は深く敬愛していると見える。
で、例によって木幡東介のドラム・ソロに他の3人が何とも言えないタイミングで合いの手を入れる、そのタイミングの取り方が、何度観てもまったくわからない…。
それからa_kiraがハモンドとモーグで暴れまくり、NICEかEL&Pか(?)という展開から再びドラム・ソロ。
ここでの木幡東介のドラム・ソロは、今までに観た中でも最高の出来だったように思う。
いったんドラムから離れた木幡東介はマイクをつかんでメンバーを紹介すると再びドラムに戻り。
ここでようやく平野も本格的に暴れ出してツイン・ドラム状態となり、約30分に及ぶ「川鼠」終了。
ほぼ定刻通りの終演。
換気タイムを除くと正味約1時間40分、今回も濃厚なライヴでありました。
ライヴが終わると即刻退出。
何しろもうしばらく、夜12時以降は起きてない生活が続いているのでね…。