PATTI SMITH/ASK THE ANGELS(1998)
今回はパティ単独のライヴ。
パティ・スミス単独の音源だが、1公演分丸ごとではなく、2公演分(多分抜粋で)入っている。
前半は1997年、ニューヨークのSONY MUSIC STUDIOSでの5曲。
後半は78年、パリでの7曲。
タイトルだけ見ると70年代のライヴかと思うし、ジャケットに写るパティの姿を見れば90年代の音源かと思うが、両者をミックスした約1時間。
約20年の隔たりがある。
1997年というと、アルバム『GONE AGAIN』(96年)と『PEACE AND NOISE』(97年)の間。
実際その2枚からの楽曲に、『DREAM OF LIFE』(88年)からの「People Have The Power」を加えた5曲。
それにしても…「About A Boy」以外全部曲名間違ってるぞ。
流石ブートというべきか…。
ともあれ「People Have The Power」(ここでは「Power For The People」とクレジット)以外は当時のパティ・スミス楽曲らしい、よく言えば落ち着いた、悪く言えばやや陰欝な世界が展開する。
1978年のライヴはアルバム『EASTER』リリース当時で、やはりというか同作からの楽曲が中心。
しかしこちらも「Till Victory」が「On To Victory」とクレジットされている…。
97年の演奏から続けて聴くと、パティ・スミスの声の若いこと。
しかし1曲目「Ask The Angels」は、スタジオ録音ほど弾けてない。
首の骨を折って1年以上も療養していたことと関係が?
…と思うも、曲が進むにしたがって歌唱は熱を帯びていく。
「Privilege(Set Me Free)」(「Set Me Free」とだけクレジットされている)なんかは絶唱と言いたくなるレベル。
そして「Because The Night」から「Gloria」へと。
「Gloria」がスタジオ録音と随分違う歌い回しになっているのが面白い。
97年の音源はもちろんのこと、78年の音源も音質は非常に良い。
90年代末の短期間に100枚以上のブートCDを出していたテンダラー・レーベルからのリリース。
当時けっこう買ったし、このブログでもTHE TROGGSとかTHE PRETTY THINGSのブートを紹介したはずだ。
しかしテンダラーは3年ほどの活動で消えてしまった。