CHRIS REA/WATER SIGN(1983)
初期のクリス・レアはあらかた持ってたんだけど、引越しを重ねるうちに処分してしまって(もったいないことしたな)、今ではこの5thアルバムしか持ってない。彼のレパートリー中一番好きな名曲「I Can Hear Your Heartbeat」が収録されている。
クリストファー・アントン・レア。
(発音としては多分レアじゃなくてリアだろうな)
1951年3月4日生まれ。
73年、MAGDALENEというバンドで歌い始める。
ちなみにMAGDALENEの前任ヴォーカリストは、あのデイヴィッド・カヴァーデイル。
その後BEAUTIFUL LOSERSを経てソロに。
ガス・ダッジョンのプロデュースで1stアルバム『WHATEVER HAPPENED TO BENNY SANTINI?』をリリースしたのが78年。
既に27歳だった。
『WHATEVER HAPPENED TO BENNY SANTINI?』からのシングル「Fool(If You Think It's Over)」が全米12位のヒットとなったものの、その後ずっと順調だったワケでもなく。
地道なツアー活動を経て、「I Can Hear Your Heartbeat」がヨーロッパ各国でヒット。
改めて聴くと、1983年という時代を反映するかのようなエレ・ポップ風味が鼻につく部分もあるが。
しかし、クリス・レアの渋~い声と激渋なギターが乗ると、エレ・ポップ風のアレンジまで渋く聴こえたりするんで、この人の声とギターの渋さは尋常ではない。
重厚な「Deep Water」、ポップにして哀感溢れる「Candles」…アレンジに反し、曲も実に渋い。
ジョー・ウォルシュとライ・クーダーに影響されたというギターがまた絶品。
ゲスト奏者が多数参加しているが、シンセをはじめとする上モノの多くはクリス・レア自身がプレイしている。
ゲスト陣で目を引くのは、デビューからの付き合いだったマックス・ミドルトン(キーボード:元JEFF BECK GROUP他)とデイヴ・マタックス(ドラム:FAIRPORT CANVENTION)か。
日本では『ON THE BEACH』(1986年)だけで一発屋的なイメージと共に“消費”されてしまった感のある人だけど、クリス・レアが母国イギリスのチャートで1位となったのはそれよりも後、『THE ROAD TO HELL』(89年)でだった。
もちろん今も現役。
(2018.12.17.改訂)
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