Big Brother's Gone

画像昨夜訃報を書き連ねてため息をひとつついた直後に飛び込んだニュース。
マルコム・ヤングまで逝ってしまった…。
64歳の若さ。

認知症(!)でAC/DC脱退を余儀なくされてから3年。
アルコール依存症の治療でツアーに参加出来なかったこともあったが、これまでのすべてのアルバムでリズム・ギターを弾いてきたマルコム・ヤング。
しかし新作ではスティーヴィー・ヤング(ヤング兄弟の甥)の参加がアナウンスされ。
そしてその新作が出来上がる前に、マルコムはあの世に旅立ってしまった。

AC/DCの顔はもちろんリード・ギターのアンガス・ヤングと、ボン・スコット~ブライアン・ジョンソンという歴代ヴォーカリストだったと言える。
しかしバンドの精神的支柱はマルコム・ヤングだったはずだ。
クリフ・ウィリアムズ(ベース)とドラムを挟んで突っ立っていたマルコム。
以前にも書いたが、どんな小さいパブやクラブのステージにも収まる3人のリズム・セクションこそが、(特にライヴにおける)AC/DCの根幹だった。

2000年以降の2回の来日はどちらも観た。
ドラムの両脇で微動だにせずプレイし、時々ずんずん前に出てきてコーラスをとったかと思うとまた後ずさりして元の位置に戻るマルコム・ヤングとクリフ・ウィリアムズの姿は、今でも鮮明に思い出せる。

兄でありプロデューサーだったジョージ・ヤングが先月亡くなったばかり。
アンガス・ヤングの悲しみを思うとやり切れない。
一方で…耳を傷めたブライアン・ジョンソンの復帰はいまだ不透明。
フィル・ラッド(ドラム)は逮捕され。
クリフ・ウィリアムズは引退し。
『HIGHWAY TO HELL』(1979年:画像)当時のメンバーは、最早アンガス一人となってしまった。
以前ブライアンのツアー離脱が報じられた時にも書いたが…バンドの行く末を考えなければならない時期に来たのではないだろうか。


そして、マルコム・ヤングの逝去に先立つ16日には、チャールズ・マンソンが世を去っていたという。
83歳。
彼について言うべきことは、あまりない。
ロックの“周辺”で忌まわしい爪痕を遺した負のカリスマ。
遂に死んだか、と思うばかりだ。
海外のサイトでも、彼の死について“at last”という言葉を用いているところがあった。
So it goes.


(2022.9.7.全面改訂)

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