暴走ねずみ/Rat Bag(1996)

画像名古屋のトリオ、単独音源としては唯一のリリースとなったEP。
33回転5曲入り7inch。
西新宿の外れの外れにあった頃のBARN HOMESで買ったんだった。

ネットで検索してみたら、今ではけっこうな値段で取引されているみたい。
Discogsに載ってた英語の解説文では、バンド名の英訳が“Runaway Rats”となっていたけど、ちょっと違うんじゃないかな…。

女性ドラマー(スリーヴの表に一人で写っている)を含む3人組。
サウンドはスリーヴのデザインから想像出来る通りのRAWでガレージなパンク・ロック。
THE RIP OFFSなどのサンフランシスコ勢が猛威を振るっていた当時に、出るべくして出て来たバンド、という感じだった。
スピードはそれほどではないものの、トラッシーな勢いと粗い音が実に痛快。
『KILLED BY DEATH』的でもあり。
「13」でのベースによるイントロを聴いていると、GUITAR WOLFあたりの影響も大きかったかもな、と思う。
その「13」をはじめとして、リフのセンスはちょっとTHE STOOGESっぽくもあったり。
女性ドラマーが時々発するすっとんきょーな叫び(コーラスとは言い難い)がまた絶妙な味付けになっている。

リリース元である名古屋のレコード店ANSWERのロゴ以外はすべてが手書きの白黒というアートワークも実によい。
連絡先としてメンバー(ドラマー)の自宅住所が書いてあって、そういやこの頃はまだまだインターネットが普及してなかったよなあ、と思ったり。
(俺もパソコンなんて持ってなかった)

暴走ねずみとしての活動は短期間で、バンドはその後ZYMOTICSに改名。
ところがZYMOTICSは全然聴いてないんだよな。
今でも活動しているようだが。

それにしても、コレが1996年とは。
もう22年前。
メンバーが当時20歳だったとしても、今では40代前半ということになる。
時の流れの速さにめまいがするねえ。

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