JEFF DAHL AND THE REMAINS/Born Too Loose(1996)

JEFF DAHL AND THE REMAINS.jpgアリゾナのパンク仙人、転じてハワイのパンク隠者となったジェフ・ダール…が、日本のTHE REMAINS(のちのTHE GOLDEN ARMS)と共演した7inch。
A面はHEARTBREAKERSのカヴァー「Born Too Loose」(Born To Lose)。
B面はDEAD BOYSのカヴァー「All This And More」。
コテコテですな。

リリースは1996年だが、録音は94年6月に東京で行なわれている。
メンバーはジェフ・ダール(ヴォーカル)、HIROSHI THE GOLDEN ARM(ギター:現ACE KILLERS UNION/THE GOLDEN RAT)、KOJI STARDUST(ベース)、TAMITO BLACK OUT(ドラム)。
ジェフはヴォーカルに専念し、演奏をTHE REMAINSに任せている。
プロデュースとミックスもジェフ。

コレ、当時MAXIMUM ROCK'N'ROLLで酷評されたんだよな…。
”ビニールの無駄遣い”とかって。
海外のサイトを見ると好意的な評価もあるし、実際そんな悪くありません。
ってか、ジョニー・サンダースが好きで、ジェフ・ダールとかケヴィン・KとかTHE GOLDEN ARMSとかのいかにもなジョニー・チルドレンとかワナビーズとかを温かい目で見ているような人なら、全然OKでしょう。

ずっと前にも書いたけど、GGアリンからスカム全部取っ払ったような、ジョニー・サンダースからカリスマ性全部取っ払ったような、DEAD BOYSから凶暴性全部取っ払ったような(←さらっとひどいこと言っている)、ジェフ・ダールの軽い味わい…が前面に出た1枚となっている。
それはそれでアリだろう。

惜しまれるところがあるとしたら、ギターの音が小さ過ぎませんかという。
バッキングはともかくとして、ギターソロも凄く小さい音で、全編ギターが全然前に出ない。
ジェフのミックスが原因だろう。
オーヴァーダヴィングも最小限のようで、同時期のアルバムで凶悪なギター・サウンドを聴かせたのと同じバンドとは思えない。

その点では、ジョニー・サンダースがリード・ヴォーカル兼リード・ギターとしてその両方を前面に出していたHEARTBREAKERSのカヴァーよりも、専任のヴォーカリストがいてある程度ヴォーカル・オリエンテッドだったDEAD BOYSのカヴァーの方が良い出来と言ってイイだろう。
「All This And More」という選曲も良かったと思う。


で、HIROSHI THE GOLDEN ARMが手掛けたジョニー・サンダース本『ジョニー・サンダース コンプリート・ワークス』(https://lsd-blog.at.webry.info/202004/article_11.html)の発売記念イヴェントはいつ実現するのでしょうか。
オミクロン株のおかげでまたまた不透明な感じに…。

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