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zoom RSS BACTERIA/WHITEOUT

<<   作成日時 : 2018/05/22 22:59   >>

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画像ノイズ・ユニットとして発足してから30年以上経つBACTERIA。
このブログで前作『GARDEN』を紹介したのががもう5年前。
その『GARDEN』は再録ベストのような内容だったので、オリジナル・アルバムとしては実に9年ぶりとなる。

メンバーはTOYOKI KAWAGUCHI(ギター、ヴォーカル)、HIROSHI SUZUKI(ベース)、DEN(ドラム)という、2002年以来不動の3人。
BACTERIAのライヴは何度か観ているが、とにかく音がデカい。
BorisとかAURAL FITとか、都内に音のデカいバンドは幾つかいるけど、BACTERIAはそのへんにまったく引けを取らない爆音。
で、このアルバムはどういう録音の仕方なのか、ライヴでの生々しい爆音ぶりがとてもよく再現されている作り。
マンションの一室で(しかもこの暑い中窓を開けて)爆音で鳴らせば近所迷惑…なのでもっぱらヘッドホンで聴いている。
うおお、トリップするぜえ。

…と、夏も近付きつつあるこの時期にリリースとなったアルバムだが、コンセプトは“冬”。
レコーディングの開始が2016年冬だったそうだけど、そんな物理的(?)なこと以上に、確かに冬(それも厳冬)を思わせる冷徹なへヴィ・ロックが、ここには詰まっている。

しかし、単に音がデカいとかノイジーだとかでは済まされない1枚。
近年のBACTERIAに顕著なのはダイナミズム。
デカい音は当たり前にあるが、一方で限りなく繊細。
それが故に、デカい音との対比がより活きる。
ラウド、ノイジー、かつデリケイトにしてリリカル。
ジャジーとさえ言えるクリアなサウンドを聴かせるインストゥルメンタル「Chord」の美しいこと。

そしてアルバムの最後を飾る「Core Booster」。
近年のライヴで必ず最後に演奏されている1曲。
それまでの“冬”のイメージを一気にひっくり返すかのような、アッパーにしてダンサブルな1曲。
過去一貫して殺伐とした世界を描き続けてきたBACTERIAが、東日本大震災後の世の中に改めて叩き付けるかのような、生命力に満ち満ちた1曲。

近作のジャケットがかつてと違って美しくポジティヴなイメージで彩られているのも興味深い。
ノイズからスタートし、常に社会との軋轢を意識してきたに違いない人たちが、デタラメな世の中に放つなけなしのポジティヴさ。
へヴィでノイジーでラウドで、繊細でリリカルで、とても美しい1枚。


『WHITEOUT』、23日リリース。

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