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zoom RSS TELEVISION/ADVENTURE(1978)

<<   作成日時 : 2018/12/03 20:53   >>

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画像御存知TELEVISIONの2ndアルバム。
俺の周りには、『MARQUEE MOON』(1977年)よりもこっちの方が好きという人が意外なほど多い。
個人的にはそこまでは思わないので不思議な気もするが、一方でたまに見かける駄作という評価にもまったくもって賛成しかねる。
(リリース当時もあちこちで随分酷評されて、トム・ヴァーレインはかなり凹んだとか)

確かに『MARQUEE MOON』でのクールにヒリヒリした(?)あの感覚は薄い。
雑に言い切ってしまえば前作よりも随分ソフト。
文系アグレッションとも言いたくなる『MARQUEE MOON』の鋭さは聴かれない。
異様なまでのポップ・ナンバー「Careful」を聴くと、どうしちゃったんだろうと思ったりもする。

しかし一方で、『MARQUEE MOON』では聴くことの出来ない、柔らかな叙情性。
バンド初期から磨き抜かれてきた曲が詰め込まれた『MARQUEE MOON』に対して、それ以降の新たなレパートリーばかりというのに、やはりTELEVISIONでしかあり得ない2本のギターの絡み合い。
(唯一トム・ヴァーレインとリチャード・ロイドの共作となった「Days」あたりに顕著)
後のギター・バンド群への影響力という点では、ひょっとしたら『MARQUEE MOON』以上かも。
全体的に、『MARQUEE MOON』のパンクなソリッドさは薄い代わり、サイケデリックな酩酊感の様なモノが色濃く漂っている。
トムが範としたというMOBY GRAPEの影響は、むしろこのアルバムの方によく表れているような気がする。
(トムは否定しそうだけど)

シングルにもなった「Glory」はアルバム冒頭を飾るにふさわしい名曲。
個人的なハイライトは「The Fire」でとりとめなく展開するギター・ソロ。
6分半に及ぶラスト曲「The Dream's Dream」は、「Marquee Moon」を薄めたような…と感じる人も多いかも知れないが、それでも凡百のバンドが束になってもかなわないだろう。
それにしても「Marquee Moon」もそうだったけど、「どうやってこんなイントロ思い付くんだろう?」みたいな曲が多いよなー。

全米チャートにはかすりもしなかった1枚…しかし全英チャートでは7位の大ヒット。
しかしバンドは本作リリースから3ヵ月後の1978年7月には解散してしまうのだった。
再結成してから何度か来日しているが、俺が渋谷AXで一度だけ観た2003年からでも既に15年経ってしまっている…。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
1stが名盤過ぎて、この2ndが地味な扱われ方をしているのは否めないと思うのですが、個人的にリピート率はこちらの方が高いかもしれません。
それにしても、大越さんの文章はさすがとしか言いようがないですね。
僕が感じていることが端的に成文化されてて、これが無料で読めてしまうことに申し訳なさすら感じます。
これからも楽しみにしています。
大野
2018/12/03 23:38
コメントありがとうございます。
うわー、褒め殺しはやめてください!(苦笑)
このブログは商売と関係なく(いや、仕事の宣伝もたくさんしていますが)水木しげる言うところの「やらずにはいられないこと」をやっているだけなのです。
俺は書かないと死ぬのです(笑)。
大越よしはる
2018/12/04 23:24

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