OZRIC TENTACLES/JURASSIC SHIFT(1993)

OZRIC TENTACLES.jpg昨年アルバム『SPACE FOR THE EARTH』をリリースし、EURO-ROCK PRESS Vol.87でインタヴューもしたOZRIC TENTACLES。
このブログで2000年のアルバム『THE HIDDEN STEP』を紹介したのは随分前。
https://lsd-blog.at.webry.info/201607/article_925.html

俺が初めてOZRIC TENTACLESというバンドを知ったのは1988年のオムニバス『TRAVELLERS AID TRUST』(https://lsd-blog.at.webry.info/202103/article_7.html)だったが。
初めて買ったオリジナル・アルバムが『JURASSIC SHIFT』。
そして一番好きなアルバムもコレだ。

1983年に結成され、しばらくはカセットテープのみのリリースだったOZRIC TENTACLESは89年からCDを出すようになり。
CDでのスタジオ・アルバムとしては4作目。

エド・ウィンのギターを中心に疾走する技巧的アンサンブル、スペーシーなシンセサイザー、浮遊するフルート、
20枚以上出ているOZRIC TENTACLESのアルバム、基本的にはどれを聴いても同じようなもんなのだが(笑)。
何故この『JURASSIC SHIFT』が一押しかというと、なんと言っても曲の出来が格段に良い。
中でも2曲目、スペース・ロック名曲中の名曲「Stretchy」。
ソングライティングのほとんどがバンド名義になっているこのアルバムの中で、唯一エドとジョーイ・ヒントン(キーボード)の共作となっているこの曲。
まあカッコいいこと。
DJで何度回したか数え切れないし、今でもこの曲を回せば高確率でお客さんがDJブースに寄ってきて「コレ誰ですか?」となる。
他の曲も良いよ。

エド・ウィンこそがOZRIC TENTACLESそのものであり。
なのでどれを聴いても同じようなもん…というのは確かなのだが。
しかし個人的にはジョーイ・ヒントンとジョン・イーガン(フルート)を擁したこの時期のOZRIC TENTACLESが最高だったと思っている。
ずっとアンダーグラウンドなイメージがあったバンドながら、実は『JURASSIC SHIFT』は当時全英11位のヒットを記録しているのだった。

このバンドについて、かつてはよく”HAWKWIND meets GONG”と言われたモノだ。
ところがEURO-ROCK PRESSでのインタヴューで、エド・ウィンは影響源としてHAWKWINDもGONGも挙げていない。
代わりにCARAVAN、CAMEL、HATFIELD AND THE NORTH、KRAAN、ジミ・ヘンドリックス、SANTANAといった名前が出ていた。
特にKRAANからの影響が大きかったのだという。
なるほど、KRAANかあ。

ともあれ90年代はほとんど毎年アルバムを出していたOZRIC TENTACLES、21世紀に入るとリリースのペースは落ちた。
(ライヴ盤とかが出まくっているが)
そんなこんなで再来年には結成40年となる。
現在はエド・ウィンの妻子を含むファミリー・バンドとなっているOZRIC TENTACLESであります。

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